新しい職場、倉庫だってよ (ページ10)

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HS「うぉ、」

スニョンさんと特に何も話せないまま歩いていると私の少し先を歩いていたスニョンさんが急に立ち止まった

スニョンさんの視線の先を辿るとちょうど誰かが部屋から出てきたようだ

_「あ！ヒョーン！！

………え、誰ですその人」

元気よくスニョンさんの名前を呼んだのは白衣を羽織った茶髪の男性

茶髪さんは私を視界に捉えるとニコニコしていた顔が変なものを見るような表情へ変わっていく

_「え？本当に誰？しかも女性じゃないですか！
ヒョン、流石に職場に彼女をHS「まてまてまて」…はい？」

HS「お前…、変な勘違いしてるぞ」

_「勘違い？」

スニョンさんは眉間に手を当ててため息をつく

すると“もうちょいこっち…”とスニョンさんが横を指を指したので数歩先にいるスニョンさんの横で立ち止まる

必然的に茶髪さんとの距離も近くなるので先程よりも顔がはっきりと見える

目が大きくくりっとしていて可愛らしいお顔をしていた

「はじめまして。
本日付けで配属になりましたハンAです」

SG「あー！あなたがハンさんだったんですね〜
変な勘違いしてすみませんでした、僕はブスングァンです！」

ちょうどスングァンさんも私達と同じ場所へ行く所だったらしく一緒に向かうことになった

SG「そうだ、Aさんはもう全員に会いました？」

「多分まだだと思います、スンチョルさんから“もっといる”とは言われたけど何人いるのかは聞いてなくて」

SG「え？クプスヒョン伝えてないんですか？
じゃあ全部で何人いるか言ったらきっとAさんびっくりしますよ」

「スングァンさんで8人目ですね」

ちなみにここの事は上層部からは“お前と同じ特殊な人間が集められた組織”としか聞いていない

なのでそこまで人は多くないだろうしせめてあと2人くらいかな？と思っていたんだけど…

SG「じゃああと5人ですね！」

「ご、5人？」

……想像の倍以上だった