新しい職場、倉庫だってよ (ページ9)

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強制的に取り残された私達の間にはなんとも言えない空気が漂っている

「私達も戻りませんか」

HS「ああ、うん」

…気まずい

－－－

JN「おっと」

「うわっ」

スニョンさんとは特に何も話せないまま歩いていると
どこからかジュンさんがお菓子を片手に出てきた

JN「またびっくりさせちゃったね、ごめん」

“あ！ちょっとまってね！”

ジュンさんはそう呟きポケットをガサゴソすると何かを差し出してきた

JN「はい！お詫びの飴！」

「ありがとう…？
あ、イチゴ味だ」

JN「そうそう、いちごミルク味！」

ジュンさんが差し出してきたのは昔懐かしいイチゴ柄の包みの飴だった

「うわあ懐かしい。
小さい頃好きでよく食べてました」

JN「これ美味しいよね！…あっ」

ジュンさんは再びポケットを漁ると違う味の飴をひとつ取り出した

「ジュンさんのポケットは四次元ポケットみたいですね」

HS「ジュニは常に何かしら持ち歩いてるからな」

「！！」

スニョンさんには申し訳ないがすっかり存在を忘れてしまっていたので急に後ろから声が聞こえて驚いてしまった

HS「…驚きすぎだろ」

JN「スニョア」

HS「何」

JN「手出して」

HS「何で」

JN「いいから！はいこれ！！」

ジュンさんは少し無愛想なホシさんの手に無理やり飴を握らせるとバタバタと足音を鳴らして走って行ってしまった

そしてジュンさんが走り去ってしまったので再びスニョンさんとの間に気まずい空気が漂い始める

先に沈黙を破ったのはスニョンさん

HS「あー、俺らも行こう。
きっとクプスヒョンが待ってる」

「はい」

それから特に会話は無い

談話室に来た時と同じ道を通っているはずなのにすごく長く感じる…