新しい職場、倉庫だってよ (ページ6)

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SC「それじゃあハンさん、その書類に目を通しておいてね」

「了解です」

ひとまず受け取った書類の束をデスクに置こうと自分のデスクの方へ体を向けた瞬間

“バァンッ”

と少々荒々しくドアが開き
恐らく私の先輩であろう男性が数人入ってきた

_「たっだいまー！！！！！」

MG「うっ」

ドアの音と左頬にほくろがある人物の大きな声に驚いたのかミンギュさんは耳を塞ぎ“うるさ……”と呟いている

そんなミンギュさんを少し可哀想に思いながらもドアの前で固まっている4人の男性の方へ再び視線を向けた

すると何故か急に静まりかえる室内

_「あ、えーっと、この人が例の人…？」

静かな部屋につり目が特徴的な人の声が響き渡る

一瞬こちらに視線を向けたが
その視線はすぐスンチョルさんの方へと戻っていった

SC「そうだけど…
え、もしかして俺伝え忘れてた？」

_「いや、ちゃんと聞いたし覚えてたけど」

JN「けどー？」

あれ、ジュンさんいつの間に起きたの

_「その……てっきり男かと」

え、スンチョルさん言ってなかったの？

驚いてスンチョルさんの方へ視線を向けると彼も私と同じく目を見開いていた

SC「……………言ってないような気がしてきた」

_「ヒョン、僕達出る直前に『新しくハンさんって人が来るから覚えとけー』としか…」

塩顔の可愛い子が3人の大男の間からひょこりと顔を出す

そしてスンチョルさんはというと

SC「まじかよぉ…」

眉間を押さえながら俯いてしまった