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「スングァナ！手伝って！」
SG「はい！」
急いで駆け寄るとミンギュは後頭部から大量に出血していて近くの塀にはベッタリと血が付着していた
MG「ヌナ、」
「！！」
応急処置を済ませ楽な体勢に変えるとミンギュが私の服を掴んだ
MG「あっち……」
ミンギュはか細い声でそう呟くと再び意識を失い私の服を掴んでいた腕はずるりとぬけ落ち地面へ落ちていく
そしてミンギュが指さした先を確認すると地面にめり込んでモゾモゾと蠢いている何かがいた
SG「うわっなんだあれ…
もしかしてあいつが今回の駆除対象ですかね？」
「うん、あいつだ」
未だにモゾモゾ蠢いている謎の物体は第六で目を通した資料や集落で聞き込みをした際に聞いた情報と一致する
私の初の任務はあの謎の蠢く物体の討伐らしい
「集落の人達のためにもミンギュのためにも早く片付けちゃおうか」
SG「はい！」
スングァナの返事を合図に私達は戦闘態勢に入った
___
__
先制攻撃をしかけたのはスングァナ
地面から突き出てきた木の根が討伐対象の体に絡みつく
SG「よっし……、はぁ？！」
「あいつ…！！」
ギッチリと絡みついた木の根によって動きが鈍くなったのもつかの間、木の根から煙が上がったかと思うと一瞬で火が燃え広がっていく
どうやらあいつは炎属性だったらしい
ちなみに第六で見た資料には[属性:不明]としか書いておらずあのウォヌとジフナでもここまで突き止めることは出来なかったようだ
なので直接対峙するまで私達は対処のしようがなかったのだ
ここで問題なのがスングァナも私も炎属性とは相性が最悪な氷属性と木属性だという事
今ここにいる人間で炎属性とまともに戦闘できるのは雷属性のミンギュだけ
しかしそのミンギュは後頭部からの出血だけでなく骨折もしており戦闘不能
…この戦闘は私達が圧倒的不利なのは明確だ
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kazunoko(プロフ) - すごく続きが読みたくなるお話でした！！これからの更新を楽しみにしています！ (9月22日 22時) (
レス) @page17 id: 38c9d09af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かえ | 作成日時：2023年9月20日 1時
