新しい職場、倉庫だってよ (ページ36)

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SG「にしても遠すぎませんか？ウォヌヒョンは“でっかい廃屋”って言ってましたけどそこらじゅう木ばっかり…」

MG「廃屋はあってもでっかくないし」

「あと少し歩いた所…あ、」

3人でキョロキョロと周りを見渡しながら手入れの行き届いていない道を進んでいくと崩れてボロボロな塀が見えてきた

SG「あれじゃないですか？」

MG「うわ！御屋敷って感じ〜」

門の前で立ち止まり外観を確認する

ここが現場のようだ

「連絡入れておこうか」

SG「了解です」

指輪に手をかざし少しの魔力を込めると小さなモニターのようなものが浮かび上がる

『こちらNo.14。現場到着』

なんと便利なことに連絡が取れるようになっているのだ

この指輪はGPSだけでなく色々な機能がついているらしい

ｻﾞｻﾞｯ…
WZ『おー、やっと着いたか』

モニターに表示されたのはジフナ

『やっとって酷くない？私はみんなと違って初めての任務なんですけど。あ、あと一応報告しておきたい事があって』

WZ『報告？』

『この集落、何(ドガァン！！』

ジフナに報告をしようと口を開いた瞬間大きな爆発音が響いた

WZ『何の音だ？！』

「っ！」

爆発のせいで砂埃が舞い周りの状況が把握出来ない

『ごほっ、現場2階が爆発、砂埃が舞い視界不良で…げほっ』

WZ『A！ノ…ズがひ……聞きと………！』

「…ジフナ？ジフナ！……なんでっ」

爆発が起きてからノイズが酷くなりジフナとの通信が途切れてしまった

そうだ、2人は無事だろうか

SG「…ョン！……ヌナ！」

「スングァナだ…」

音を頼りに周囲を探してみるとスングァナと合流できた

「怪我はしてないんだね、よかった」

どうやらスングァナは咄嗟の判断で盾を作り砂利や瓦礫を防いだらしい

SG「ヌナも大きい怪我がなくてよかったです」

話を聞くとどうやらスングァナもまだミンギュとは合流出来ていないようでミンギュの捜索を始める事にした

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SG「ミンギュヒョンいませんね…」

「敷地内も確認してみよう」

SG「はい。
…ん？なんだあれ」

2人で門の方へ向かうとスングァナが塀の影を指さす

スングァナが指さした先には確かに何かが落ちていた、瓦礫だろうか

SG「どこかで見た色なんですけど…あ、靴だ」

確認してみると男物のスニーカーだった

でもそれはよく見覚えのあるデザインで…

「ミンギュ！！」

急いで門をくぐると塀に頭を強く打ち付けたのか頭から血を流しぐったりと倒れているミンギュがいた