新しい職場、倉庫だってよ (ページ35)

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SG「だから言ったじゃないですか！」

MG「はぁ？俺のせいみたいな言い方するなよ！」

「ねえ、」

MG「そもそもスングァニがSG「何言ってるんですか先に言ったのはヒョンですよ！」

「はぁ…」

拝啓お母さん

初めての任務、開始早々同僚は喧嘩を始めてしまい私の声が届く気配がありません。無事に初めての任務を終わらせることができるのか心配です。

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SG「あーあ、一体スンチョリヒョンにどう報告するんですか？恥ずかしすぎる…」

MG「自業自得だろ！巻き込んだくせに人のせいにするなよ！」

何故ミンギュとスングァニが喧嘩をしているかというと…

2人はドラマやゲームでよく見る典型的なトラップに引っかかってしまったのだ

私は回避出来たけど2人は間に合わなかったみたい

そのトラップはというと大きなツタのような見た目をしていて獲物がかかったからかニョキニョキと元気に動いていた

SG「ぬなぁ」

MG「あっ！ずるいぞ！！」

助けを求めるような視線を送ってきたスングァナ

それを見てぷんすこ怒っているミンギュ

「2人共、1回深呼吸しよう」

私がそう言うと大人しく深呼吸する2人

「落ち着いた？」

MG,SG「うん/はい」

「凍らせるからじっとしててね」

2人がうんうんと頷いたのを見て根元を狙い氷を撃ち込んでトラップを凍らせていくとどんどん動きが鈍くなっていく

「ミンギュ！今のうちに！」

合図を送るとミンギュは根元の辺りに小さな稲妻を撃ち込んだ

するとトラップはシュルシュルと縮んでいき最終的には砂のようにサラサラと溶けてなくなってしまった

「よし、一件落着かな。
任務も早く終わらせちゃおう」

とぼとぼ歩いてきた2人を仲直りさせて奥へ進む

「そういえば市街地だけじゃなくてこんな山奥に来る事あるんだね」

現場はお年寄りや廃屋が多い集落の山奥で今私達は熊でも出てきそうな山道を歩いている最中だ

SG「んー、どちらかというと山とか人気(ひとけ)がない場所の方が多いと思いますよ」

「そうなんだ」

そしてミンギュ曰く市街地に出るのは稀で半年に2〜3回あるかないか程度らしい