新しい職場、倉庫だってよ (ページ4)

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“ゴトン”

部屋を見渡してみても窓も開いていなければ扇風機が設置されてる訳でもないのに硬くて重い何かが落ちたような音が響き渡った

え？ポルターガイスト？

……な訳ないよな

気を取り直して再び歩を進めようとした瞬間

背後に気配を感じ咄嗟に避け護身用に隠し持っていた小型銃を構える

_「君凄いね」

「………どうも？」

“もし避けてなかったら当たってたよ〜”

黒いパーカーを着ている男性はヘラヘラ笑いながら言う

_「ミンギュー！」

男性は銃を構えた腕を下ろすと誰かの名前を呼ぶ

するとパーカーの男性よりも背が高く体格のいい男性が
今にも泣き出しそうな表情で物陰から出てくる

そして私の横にしゃがみこんだ

………なんで私の横？

_「ヒョン…ごめんスマホ落とした……
君もごめんね、びっくりしたでしょ」

「え？あ、まぁ…」

“あー！フィルムにヒビ入ってるんだけど！”

高身長の男性が横で騒いでいる

そして先程までソファーの横にいたスンチョルさんが拍手をしながらこちらへ歩いてくるとパーカーの男性の横に並ぶ

SC「いや〜、見事だったね。
俺は君みたいな子が来てくれて嬉しいよ」

「あ、ありがとうございます…？」

手を差し出されたので握手をすると満足そうに笑い

“よしじゃああっちに行こうか”

と会議室と書かれた部屋へと案内された