新しい職場、倉庫だってよ (ページ22)

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JH「ここに来るまでただの噂話だと思ってたんだけど第六にいるんだよ、誰だと思う？」

「誰って言われても………」

まだ皆さんの事よく知らないからな

13人全員の顔を思い浮かべてみるけどいまいち思い浮かばない

あ、でもスンチョルさんリーダーだし凄い人なんじゃ？なんていう適当すぎる推理をしてみる

「スンチョルさん、とか？」

JH「お〜正解。
でも驚く事にもう1人いるんだよ」

「まじですか」

そんなに珍しい存在がこの小さな組織に2人も？

この組織、やばいぞ…

JH「うん、そこに座ってコーラ飲んでる」

ジョンハンさんの視線の先には確かにソファに座ってコーラを飲んでいる人物がいる

それは先程まで私の服を乾かしてくれていた＿＿

「え、ジフナ？」

WZ「ははっ、驚いたろ」

「え、あ、うん…」

驚きすぎて言葉が出てこない、と言うとジフナにはケラケラと笑いながらそんなに驚く？と言われてしまった

少し前までアニメの話で盛り上がっていた人物がそんなに凄い人だとは思わないだろう

WZ「ま、俺はヒョンと違って第2属性は治癒だけどな」

WN「ジフナ」

WZ「なんだよ、……いっ！」

少し俯きがちにそうこぼしたジフナにいきなりデコピンをしたウォヌ

音からして凄く痛そうだけど…

WN「能力2つ持ちで更にその片方は治癒だろ？俺からするとめちゃくちゃ羨ましいんだぞ、自信持てよばーか」

これはウォヌなりの励まし方なのだろう、ジフナも文句を言わずにウォヌの話を静かに聞いていた

JH「あの表情は吹っ切れたみたいだな」

ジョンハンさんはそう言うと口元を手で隠し静かにふふ、と笑った

ていうかバカってなんだよバカって！

え？本当の事だろ？

と口喧嘩を始めた2人を微笑ましそうに眺めていたジョンハンさんはこうなる事を見越していたのだろうか