新しい職場、倉庫だってよ (ページ21)

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「おー凄い、綺麗に乾いた。
2人ともありがとう」

WZ「まあ俺が悪いんだし気にすんな」

JN「やだーツンデレ！」

WZ「うわっ、やめろよ」

乾かしてもらったお礼を言うとジュナがジフナのツンデレいじりを始める

嫌がってる風に見えるけど表情は真逆だ、本気で嫌がってる訳じゃないみたい

「ふふ、仲良いね」

WN「だろ？」

それをウォヌと眺めているとギィ…と扉が開く音がした

JH「やっほ」

「あ、こんにちは」

ドアの方へ視線を向けると顔を覗かせていたのはジョンハンさんだった

WZ「あれ、ヒョン？どうしたの？」

ジョンハンさんが来た事に気づいたジフナはくっついていたジュナをベリッと引き剥がしジョンハンさんの方へ向き直る

JH「んー？親睦深めに来た」

そう言いながら部屋に入ってきたジョンハンさんは私の隣に座るとジュナが用意したお菓子を食べ始めた

WN「親睦？Aと？」

JH「そ、お互いの事知ってた方が現場でも動きやすいし…、まあただ単に俺が仲良くなりたいだけなんだけどね」

WN「ふーん」

JN「じゃあまずは……能力の話からどうぞ！」

興味無さげに返事をしたウォヌは本を読み始め、ジュナはスマホをマイク代わりにして進行し始めた

JH「え、いきなり？まあいいけど…
俺の能力は水と氷、Aさんは？」

「私も氷です、自分の周りには氷の能力者がいなかったからちょっと安心しました」

JH「先天的な氷は珍しいからな〜、俺みたいに後天的に身につける人は多いけど」

能力にも先天的と後天的が存在するんだ、知らなかったな

なんせ私の周りには能力者がいなかったので自力で調べるのにも限界があるのだ

JH「鍛えれば何かしら使えるようになるかもね、俺の場合気づいたら氷も使えるようになってたからさ。

あー、あと稀に先天的な能力を2つ持って生まれてくるやつがいるんだよ」

「2つもですか？」

2つも持って生まれてくるだなんて前世で地球でも救ったのだろうか

JH「ここに来るまでただの噂話だと思ってたんだけど第六にいるんだよ、誰だと思う？」