新しい職場、倉庫だってよ (ページ18)

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WN「お、来たな」

どうやら声の主はウォヌさんだったらしい

ウォヌさんの隣には背中を向けているから顔は見えないけど恐らくジフンさんが座っていて何か作業をしているようだ

「スンチョルさんからここに行くように言われて…」

WN「俺らからも渡すものあってさ。
ジフナ、終わった？」

WZ「あともうちょい……」

WN「了解、じゃあ俺らは座って待ってよう」

そう言ったウォヌさんに連れられソファに腰掛ける

ジュンさんは部屋の照明を明るくしてくれたようだ

JN「今Aちゃんの指輪作ってたところなんだー」

「指輪？」

WN「第六の人間はみんな小指に指輪付けてるんだよ、ほら」

「おそろいなんですね」

2人は腕を伸ばして指輪を見せてくれた

にしても腕長いな、羨ましい

WN「あー、ちょっといい？」

「？はい」

ストップをかけるように1度引っ込めた片手を上げるウォヌさん

WN「ハンさんって俺らと同い年だったよね」

「はい、96年生まれです」

WN「じゃあ敬語外さない？
なんか堅苦しくて鳥肌立つ」

わかるー！すっこくゾワゾワする！と声を上げるジュンさん

そんなに嫌だったの？

WN「呼び方もさん付けだし…
呼び捨てにしてほしいんだけWZ「できた…！」……」

恥ずかしそうに頬をかくウォヌさんと指輪の仕上げ？が終わったのか腕を伸ばしたり肩を回しているウジさん

WZ「あーごめん話遮った。
んで何の話してたの？」

ウジさんは体をパキポキ鳴らしながら私の向かい側のソファに体を沈めた

WN「いや、別にいいんだけどさ。
呼び方とかの話してたんだよ」

WZ「呼び方ぁ？」

WN「ここだと同い年なのに敬語だと違和感あるだろ？」

WZ「そういうことね。
とりあえず先にこれ渡しちゃっていい？」

WN「どーぞ」

WZ「はい、これ」

ジフンさんから差し出されたのは四角い箱

話の流れ的に指輪が入ってるのかな

WZ「ここで開けていいよ。
本当はヒョンから渡す予定だったんだけど上に呼び出されたらしくて代わりに俺らから」

上に呼び出されたって事はスンチョルさんのことかな

ジフンさんに言われた通り箱を開けてみると指輪が入っていた

ジュンさん達に見せてもらった物と同じシンプルで仕事に支障が出ないデザイン

ジフンさんの説明曰くこの指輪にはGPSが埋め込まれているらしい

その作業が先程終わったようだ