50話 ページ8
鏡｢男の部員達は他の探偵社員が起こしに行くから貴方達は朝餉作りに取り掛かる事が仕事らしいから食堂へ案内する。｣
姫｢あさげ…？｣
仁｢朝御飯の事だよ、姫華ちゃん！｣
着替えや他の支度も済ませ部屋から出れば、鏡花がそう云い背を向けて歩きだし、其れに続いて後ろを歩いた。
潔｢そう云えば、音駒マネの…豚璃子ちゃん？だっけ。何処に行ったんだろう…。｣
か｢食堂に行って先に仕事してくれてたら助かるけどね…｣
雪｢本当にねぇ。…でも昨日、仕事してるの見てないなぁ。｣
1年組の背後に3人横で並ぶ3年組の会話が耳に入った。
音駒マネ…豚璃子？が仕事してない、と云う雪絵さんの言葉に私は腹を立て乍も会話を右から左へ流し黙々と歩く。
因みに云えば昨日も食堂へ行ったので案内は不必要だが護衛という事で、らしい。…多分私の監視も含めてなんだろうなぁ。
其れから暫く歩けば、大きめの扉の上に飾られる｢食堂｣と書かれたプレートが目に入った。
鏡花は豪快に扉を開けながら、｢此処が食堂。私は此処に居るから、何かあったら呼んで。｣と一言残し私達をさっさと中へ入らせた後扉の目の前で立ち尽くす。
潔｢…じ、じゃあ作ろうか！
朝は全員で作るんだね、分担は……｣
潔子さんの的確な指示で朝餉作りはあっという間に最終段階まで終えた。
＊
か｢さて、後は私と雪絵が担当の味噌汁だけだけど…。
はは、疾く終わったね〜。｣
潔｢じゃあ、私達も部員達起こしに行こうか。
…若しかしたら豚璃子ちゃんも居るかもね。｣
姫｢そうですね！ …豚璃子。｣
潔子さんの言葉に皆が同意し、行く面子を決め
る事にした。
私は若し豚璃子が居た時潔子さん達の身に何か有ると不安なので着いて行きたいので立候補する為手を挙げる。
｢私行きますよ。｣
姫｢Aちゃんは若し豚璃子ちゃんが居た時に面倒事に成りそうだから駄目。｣
行く気満々だった私は姫華の即答にえ、と声を漏らしながらも渋々納得し手を降ろす。
潔｢じゃあ私と姫華ちゃんと谷地ちゃんで善いかな。行こうか、2人共。｣
姫｢はい！｣
仁｢分かりましたッ｣
私を見ながらドヤ顔してきた姫華にｷﾞﾘｨしながらも手を振り見送る。
か｢はは、Aちゃん顔。｣
雪｢折角の美形が崩れちゃってるよぉ〜？｣
御二方が微笑み乍云って私の女神ロスも直ぐに回復した。
＊
【次回予告】
殆どが夢主視点でしたが次回はNosideです。
豚さんが何かやらかします。多分。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 305人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜 - 続き待ってます！頑張ってください！ (2020年4月30日 2時) (
レス) id: 0a125e658b (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - お気に入り90人突破、評価も10越え！そしてなにより順位が更新されました！ありがとうございます！ (2018年12月6日 18時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 琉夏さん» ありがとうございます！！ 更新頑張らせて頂きます！ (2018年11月28日 20時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
琉夏(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新頑張ってください、応援してます！！ (2018年11月26日 23時) (レス) id: acb770decd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かえ | 作成日時：2018年11月26日 21時
