54話 ページ12
｢姫華、何やってるの。｣
豚｢なっ、｣
姫｢A、ちゃん……！｣
私の登場に呆気を取られたのか、姫華は口を開けながら腕の力が抜けていくのが分かり、溜息を吐きながらも姫華の頭に手を乗せ、撫でる。
｢お互い落ち着きなよ〜？
未だ朝だからね。｣
…否、私こんな事云ってるけど、さっき喧嘩ふっかけたじゃん…。
まあ自分の事はどうでもいいとして、今はこの状況が理解出来ん。
｢何があったのかは知らないけど…否、殆ど音駒のマネが悪いっていう予想はついてるけどね。
朝のあれも…ね？｣
私が意味深な顔で音駒マネを見れば、一瞬悔しそうな顔をした後、及川さんの腕にしがみつきふぇぇ…なんて吐き気がする程の甘ったるぃ声で泣いた。
及｢ちょっ、豚璃子ちゃん!?｣
豚｢ふぇぇん…徹しゃぁん…ゎたし、なぁんもしてなぃのにぃ…。それにゎたしぃ、マネのみんなが部屋をでてから皆さんをおこしにきたからぁ、朝なんてなにもしてぃなぃのに…。
ひどぃよぉ！姫華ちゃん！Aちゃん！｣
及川さんの動揺は姫華が泣きだした事なのか、若しくは突然引っ付かれて鬱陶しく感じているのかの何方かだろうな。多分後方。
それよりも姫華が手を上げようとした理由か少しばかり分かった気がするのは私が天才だからか!?
｢…姫華、察したよ。
もういいよ。 そうでした、青城の皆さん、起床時間はもう過ぎているそうですから、朝餉の支度も出来ていますから準備ができ次第、食堂迄来てくださいね。
…ああそうです、今日はマネ全員が担当だったので、皆で作った朝餉ですから、期待していてくださいね。｣
私は姫華と潔子さん、仁花に声を掛け部屋を後にした。
態々私が朝餉について話をしたのは、頭のキレる国見とかは分かってくれそうだな。
＊
金｢なぁ、ちょっといいか？｣
国｢直ぐ終わるから。｣
ちらほらと食堂に人が集まりだしてさっと済ませた食事の時間が終わり、少しの各自由時間に入った時、食堂を出ようとした私に声を掛けたのは国見と金田一だった。
彼等に誘導され来た所は、食堂や普段皆が通る廊下とは資格になる突き当たりにて足を止めると、国見が顔を伏せながら口を開き、
国｢…俺、音駒のマネおかしいとおもう。｣
｢如何して？｣
国｢分かってるくせに…。｣
地面をじっと見つめる国見の表情はよく分からないが、私は追い討ちをかけるように理由を聞く。性格悪いのは自重してますから。
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夜桜 - 続き待ってます！頑張ってください！ (2020年4月30日 2時) (
レス) id: 0a125e658b (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - お気に入り90人突破、評価も10越え！そしてなにより順位が更新されました！ありがとうございます！ (2018年12月6日 18時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 琉夏さん» ありがとうございます！！ 更新頑張らせて頂きます！ (2018年11月28日 20時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
琉夏(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新頑張ってください、応援してます！！ (2018年11月26日 23時) (レス) id: acb770decd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かえ | 作成日時：2018年11月26日 21時
