20話 ページ22
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私は疲労回復の為ベッドに渦汲めていた躰に鞭をうち、起き上がる。
そしてそのまま足を洗面所の方へ運び、制服からパーカーに膝丈の短パンという楽な部屋着に着替えた。
取り敢えず夕餉でも作るかな、等と考えながら部屋迄戻り、冷蔵庫を開け中身を覗く。
「あー、食材何も無いな…。」
生憎私は自炊派だから、食材が無いのは中々痛手だ。
今から買いに外へ出掛けるのは面倒臭いから明日学校の帰りにでも寄るか…。等と考えながら、何か手軽に食べれそうなものを探す。
「あ、そういえば最近お気に入りのパン、買って持ってきてたんだった」
私はふと思い出し、冷蔵庫の周りを探す…と、袋の中に個包装された小さな牛乳パンを見つけた。
之が私のお気に入りのパン。
私は気分良く鼻歌を歌いながらパンを手に取り近くの椅子に座り、袋を開けパンを口に含み咀嚼した。
軽食を摂取しながらも端末から別任務の詳細を見たりマフィアの仕事を行ったりする。
気づけばパンも無くなり、私はまた洗面所へ向かった。
洗面台に置いておいた歯刷子に少しの水と歯磨粉を付け、口へ運び磨く。
其れからまた口に真新しい水を含み、濯ぎ吐き出す。
その動作を少し繰り返した後に干したてのタオルで顔を拭く。
風呂は…面倒臭いから明日の朝に入ろう。
私は部屋着の侭ベッドへ向かい、沈んでいくように目を瞑った。
*
目が覚めたのは少し外の景色が明るくなる午前5時半。
「5時半…。
まぁいい、準備して早めに行くか…。」
5時半に起床するのは一般人からすると疾い方なのだろうけれど、マフィアだとそうでもない。
私は未だ補佐の立ち位置だからよく使われるから睡眠なんてあまりとれない。
私は自分の体温で温もったベッドから躰を起こし、洗面所へ向かう。
風呂に入る前に顔を洗っておきたい。
洗面所へついて鏡に映った自分と目が合う。
目が合った自分をギロりと睨んで顔を背ける。
そして手の平に水をのせ其れを顔にかけるように手を頬にあてる。
それも何度か繰り返し、タオルで優しく顔を拭く。
それから脱衣所まで行き、服を脱ぎシャワーを浴びる。
大体5分〜10分程で用は済ませた。
もう着替えるのが面倒臭いのでそのまま制服を着る。
いつもの黒タイツにスカート、バレないように下にナイフを偲ばせる。
それからシャツにニット、武器を仕込んでいるブレザーを着用して準備完了。
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オタク - 中也くん優しすぎて泣いた笑 さすが、わいの推しや!後、めっちゃ面白いです! (2022年3月9日 2時) (レス) @page36 id: 854c8e4edd (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます! 更新頑張ります! (2018年11月23日 15時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます! (2018年11月20日 18時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 楓さん» 私も入れてくれてる人いてびっくりしました← 応援ありがとうございます。更新頑張ります!! (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - マイさん» ありがとうございます! (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かえ | 作成日時:2018年9月17日 22時