【男主】食べられちゃっても多分好き【灰谷竜胆】

＊きっと ページ6

「…誰だ、お前」


ここで突然ですが
前回までのあらすじをざっくり説明しちゃうぞ☆

オッスオラ桐生A！23歳！
たった数時間前に勤めてた会社をクビになったゾ！

その帰りにななななんと！
紫色のクラゲにもの凄く似ているお兄さん(?)を拾っちゃった！

しかも拳銃を向けられちゃって…
僕、これからどうなっちゃうの_______⁈



…いや こんなふうにふざけないと失禁しそうなんです
許してください

なんでお兄さん銃なんて持ってんの⁇
もしかしてもしかしなくてもその手の人なの⁇⁇

俺もしかしてやばい人拾っちゃった⁇


と、とりあえずこの状況を打破しないと
なんて声をかける⁇と、とりあえず…


『…お腹、空いてませんか？』


いや待て“誰だお前”って睨みつけてる相手の作るご飯なんて食
べるわけねぇだろしかも誰だって質問に対しての返答じゃ無いしどうしよう‼︎


「ふざけてんのか
何のつもりだ」


そりゃそうですよね‼︎
どうしよう怖いし怖い‼︎‼︎

何か…何か…！
なんでもいいから奇跡でも起きてくれ…‼︎


ｸﾞｳ〜〜〜


『…へ？』


お腹の音…？が響いた…のか？

でも僕のじゃない
じゃあ誰の…⁇

と思ってゆっくりお兄さんの方を見る
と、顔を真っ赤にしながらﾌﾟﾙﾌﾟﾙと震えていた


『…ご飯、食べます？』


コレはチャンスだ！
と思いすかざす食事に誘う

ココで食いついてくれればとりあえず銃殺されるのは免れるだろう

頼む、うなづいてくれ…‼︎


そう強く念じたのが相手に通じたのか、拳銃を下ろし 顔を下に向けてﾌﾟﾙﾌﾟﾙ震えたままコクリとうなづいた


とりあえず良かった
ホッと胸を撫で下ろした

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