あと、30分… ページ27
【黒木目線】
上「うそ…だろ…」
小「ば…爆弾!」
黒「ちょうどあと30分だ」
小「か…解除したほうがい…いいよね?」
上「あぁそうだな…じゃあ俺と小塚でやるから黒木はアーヤのロープをとってやってくれ」
小「わかった!」
黒「了解…」
俺はアーヤのそばによった…
アーヤのロープがほどければ、爆弾が間に合わなくてとも逃げれば助かる…でも2人ならやってくれるだろう…とりあえずアーヤのロープをほどこう!
黒「アーヤ大丈夫?」
彩「だ…大丈夫…あ…りが…と…」
黒「全然大丈夫じゃなさそうだね…でも、もう安心していいから…大丈夫だからね…」
彩「う…ん…」
そう言いながらアーヤは目をつぶってしまった
黒「アーヤ!…アーヤ!…」
彩「う…うーん…」
よかった…意識はあるみたいだ…今は少し寝かしてあげておこう…
それにしても、このロープはそれほどきつく、難しくは結ばれてはいないみたいだから早く終わりそうだ…
そのころ… 【小塚目線】
上「ここをこうして…」
小「いや、ここはこっちだ…」
プチッ…
一本ずつ確実に線を切っていく…
一つ間違えると、時間が短くなったり、すぐ爆発してしまう…そして、たくさんあった線を切っていくと、あと10本ほどになってきた…
小「もう少しだ…頑張ろう!」
上「あぁ…」
2人とも、額に汗をたくさんかいていてお互い汗をぬぐいながら一本一本切っていく…
上「おい!これどうするだ?」
小「僕もわからない…どっちだろう…」
最後に残った線は『青』と『赤』…
黒「こっちはいけた!そっちは?」
黒木に、少し肩を貸してもらいながら、アーヤも一緒にこっちに来た…
上「あぁ…それが…」
小「この2本だけ残ったんだよ…」
僕は残った2本の線を指しながら言った…
彩「ほ…んとだ…どっち…なん…だろう?」
小「あ…アーヤ大丈夫なの?」
上「大丈夫じゃなさそうだな…あとで俺が見るから待ってて…」
小「それにしても…どっちなんだろう…」
黒「ここは、上杉に任せよう…いいか?」
上「あぁやってみよう…俺の勘だがな…」
小「うん!任せるよ!」
黒「どっちにするんだ?」
上「決めた!…切っていいか?」
小「うん…」
彩「私も…て…つだう…」
そう言ってアーヤは線を切ろうとする上杉の手を、上からそっと握った…
上「せーの!」
プチッ…
小「い…いけたー!」
上「よっしゃー!」
黒「よかった…じゃあ皆で戻ろう…」
彩「ちょっと…先に出ててくれる?」
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桜 - きおつけてのおは、をです。 (12月10日 10時) (レス) @page15 id: 3e87d0ca6c (このIDを非表示/違反報告)
めくりん - とってもおもしろいです!!アーヤが無事でよかったです。本当におもしろくて、すぐに読み終わりました!本当におもしろかったです。 (2018年8月27日 0時) (レス) id: 01167813ca (このIDを非表示/違反報告)
KaReN(プロフ) - くみさん!はなっぺさん!ありがとうございます! (2015年3月30日 19時) (レス) id: ffc8a8ade7 (このIDを非表示/違反報告)
くみ - めっちゃ面白かったです!!完結おめでとうございます! (2015年3月30日 17時) (レス) id: 7b7e04af6c (このIDを非表示/違反報告)
はなっぺ - すごく面白くていっつも確認してました。完結おめでとうございます。 (2015年3月29日 21時) (レス) id: 00e216bae8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KaReN | 作成日時:2015年2月5日 17時