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｢ねぇちゃ……姉さん。今日はもうやめよう。｣
随分体調も良くなり、やっと訓練にありつけるようになった。
ローの小うるさい指示を受けながら、六式の一部や覇気の使い方を教えて貰っているのだが……。
少しでもケガをすれば終わってしまうローの訓練にため息をこぼしてしまう。
｢……お前も大変だな……｣
｢……ゾロくん……｣
やめと言われた訓練の後、おそらくケガをしてしまった所の消毒や絆創膏辺りを取りに行ったのだろうか。
手持ち無沙汰になってしまった私は話しかけられたゾロの隣に座り込んだ。
｢……おい、隣に座んなよ。トラ男に恨まれる。｣
すすっと離れられて、少し寂しく思いながらも、苦笑を漏らす。
こんなにローが束縛男だとは……思いもしなかった。
数日前のちょっと位はいいかな、と言ったのを訂正したいものだ。
｢やっぱりローじゃ訓練にならなくない？｣
｢俺もそう思う｣
きっぱり言うゾロに、だよね、と微笑む。
聞けばゾロはローよりも年下なのだと言う。
こんなにしっかりした年下がいてたまるものか。
｢……お前、あいついたらずっと恋人出来ねぇぞ｣
ゾロくんも恋人とか言ったりするんだ、年頃だもんね。と心の中で思う。
まさかゾロからそんな事に気をかけて貰えるとは。間違いなくモテるタイプだな。
｢ふふ、それはローも出来ないよね、きっと。｣
｢あぁ、確かに。｣
2人でくすくすとローを話題に笑っていると、思った通り消毒液を持っているローがやってきてゾロに文句をつけている。もう見慣れた風景になってきた。
部屋も、女子部屋に移してもらってからは、普段の時間にローが付きまとう事が増えた。
親を覚えたてのカルガモのように私に付いて回るから、ロビンも夜の寝る部屋でしかあまり話せずにいる。
が、普段の姿と違いすぎてとりあえず笑えるらしい。
クールキャラだった事に驚きを隠せない。
｢ロー、私マンシェリー姫の能力のままだから自分で治せるってば｣
｢おれが医者だ。だから、おれがする。｣
頑なにそういうローに折れて、ずっと治療はローがしている。
ゾロの話では無いが恋人どころか、好きな人すら出来そうもない。
ちらりとローを見る。
ローは、目の下に隈こそあれど、整った顔立ちで、さぞ女の子にモテるだろう。
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K@RIN(プロフ) - プスメラウィッチさん» ご期待に添えられるよう頑張ります (2022年12月6日 15時) (
レス) id: 5d0ea3e05c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - そこをなんとかトラファルガーローオチでお願いします🙏 (2022年11月22日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
K@RIN(プロフ) - オプチャのゆらちさん» 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正させて頂きます。 (2022年11月18日 7時) (レス) id: 2a824d496b (このIDを非表示/違反報告)
K@RIN(プロフ) - 翠さん» 感想をありがとうございます。そのようなお言葉を頂けて嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2022年11月18日 7時) (レス) id: 2a824d496b (このIDを非表示/違反報告)
K@RIN(プロフ) - プスメラウィッチさん» 作品にも書かせてもらいましたが誰落ちとかは今の所無いです。 (2022年11月18日 7時) (レス) id: 2a824d496b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K@RIN | 作成日時：2022年11月15日 13時
