カフェオレ２（ 山下×登坂 ）

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また、部屋も綺麗だなぁ。



眺めも最高だし。





とりあえず、

無駄に多い荷物を整理してから

伶奈とホテル内とその周辺の探索を

することにした。







『 ちょっと待ってってば 』




もう！

子供みたいにホテルの

廊下走らないで欲しいわ。







『 うわあ 』



伶奈を追いかけながら

廊下の角を曲がると、壁……じゃなくて人。






『 すみません……… 』


「 可愛くねえ、声。笑 」





顔をあげれば、



『 登坂さんじゃないですか… 』


「 なに、その残念な感じ。笑 」


『 むしろ大歓迎です 』


「 まじ、ワザとらしいわ。笑 」





ケラケラ笑う登坂さんの後ろから

伶奈がニヤニヤしながらこっちを見ている。



なにやってんのやら、本当。






「 今日、バーベキュー終わったら花火するって話になってっけど、Aも来る？ 」


『 いいんですか？ 』


「 うん、うるせえ奴らばっかだけど。笑 」




お友達も連れてきていいから、って。

伶奈、喜ぶだろーな。





「 じゃまた、後でな 」




彼はそう言うと私の頭を

ポンポンと二回叩いて行ってしまった。





まだこっそり、こっちを見ていた伶奈は

さっきよりさらに頰を緩めて

手招きしている。



あーあ、根掘り葉掘り聞かれるな。









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