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ペストマスクの人物は居なかったが、部屋の左手にある扉が開いている
『レイ！』
Aは降谷のことを呼んだ
「ああ、俺とAは奴を追う
松田は早く爆弾を！」
『ジンくん、危なかったら逃げてよ…ここには防護服もないんだから…』
Aは松田のことをちらりと見る
「ああ、無茶なんかしねえ。お前らを置いて行かねえ。
お前らも無茶するんじゃねぇーぞ！ゼロ！A！」
松田がそう言うと、Aたちは部屋の奥へ向かった
駆ける足音がだんだんと遠のいていく
松田は部屋の中に入り、爆誕が置かれた作業台の前に立つ
「とはいえ、こいつは手強いぜ」
蓋が空いた大きなアクリルケースに入れられた爆弾の前にはデジタル式のタイマーが置かれていた
残り時間 8分 25秒 ＿＿＿
扉の先の通路に進むと非常階段に出た
降谷は手すりに手を掛けて下を覗いた
『レイ！やつは下には逃げていないはずよ
この階から下に降りたら物音がするはず…！』
Aがそう言うと、ダンダン、と上から大きなとの音がする
「Aの言う通り上だな！」
Aたちは非常階段を駆け上がった
半階分の階段を上って、踊り場に出た瞬間、上の階から非常扉が落下してきた
ペストマスクの人物が拳銃で破壊してきて落としてきたのだ
『レイ！』
Aは降谷に対して叫ぶと、降谷はギリギリのところで避けた
手すりに直撃した非常扉は、そのまま外側に倒れ、手すりを超えて地面へ落下した
ビルの前に泊まっていた車に直撃して、窓ガラスやドアが吹っ飛ぶ
Aは手すりから下を覗いた
『あれってレイの車？』
「違う！！」
踊り場に倒れた安室が階段を見上げると、ペストマスクの人物はビルの中に入っていった
「中に逃げた？」
『…レイ！！やつはまさか！ジンくんのところじゃない！？』
降谷はその行動に理解が出来なかったが、Aの言葉で理解が出来た
タンタン、と階段を下りる音が聞こえる
『…下に降りる音がするわ』
「まずい！狙いは松田だ！」
作業台の前に片膝を着いた松田は、爆弾装置に繋がったいくつものケーブル引き出し、その中の1本をパチン、とペンチで切断した
すると背後の扉からタタタ、と近づく足音が聞こえる
ミニライトを口に咥えたまま振り返ると、そこには拳銃構えたペストマスクの人物が立っていた
「テメェ！楽しい楽しい爆弾の解体中だってのに、邪魔してんじゃねえ！」
凄む松田に向かって、ペストマスクの人物はトリガーを絞る
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明里香(プロフ) - 見られて閉まったじゃなくて、見られてしまったです。進撃じゃなくて、神経です。 (2022年6月12日 12時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 呼びさしてじゃなくて、指差してです。 (2022年6月12日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
染岡さんの愉快な仲間たち(プロフ) - 6話 蘭ちゃんの蘭が欄になってる (2022年5月17日 20時) (レス) @page7 id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花緑青 | 作成日時：2022年5月14日 18時
