01 - 会いたくなかった再会 ページ2
とある立体駐車場にマツダRX-7が停まっていた。運転席には降谷零、助手席には風見裕也、そして後部座席にはAAが座っていた。
降谷、風見は険しい顔で居るがAはそうでも無かった。
『ねえ、レイ。本当に来るの?風見ちゃんはどう思う?』
とAは2人に尋ねる
「そうですね…自分は…」と風見が言う前に
「匿名のタレコミだろ?望み薄かな」と降谷は肩を竦めた
「この男なんですよね?」風見は持っていたタブレット端末の画面を指でなぞった。
[大観覧車で爆破テロ 警察官1人死亡]
と見出しの記事がスクロールされて、犯人の顔写真が表示される。
「降谷さんとAさんの同期を、その……」
風見は言いかけたが黙っていた上司2人を見て、慌てて頭を下げた
「すみません、余計な事を…」
Aはこの警察官_松田陣平のことを思い出していた
《A!爆弾処理教えてやるよ!》
《ちげぇーって!ゆっくりだぞ!?ゆっくり!
なんたって…》
『焦りは最大のトラップ』
「え?」と風見が驚いて顔を上げる
降谷は「そうだな、」とAの頭をくしゃと撫でた
『ねえ、レイ。引っかからない?』
Aは前の座席に近づくように前のめりになり、風見のタブレットを指さす
『この犯人。爆弾の知識はまあ…ともかくとして。
捕まるのはあっという間だったと聞いたわ。
脱走の計画を練り、実行するだけの力が、
その男にあると思えないわ』
「それって、つまり…」
降谷が口を開こうとした時、不意に前を向いた。
それと同じくAも風見も前を向き、ハッとする。
息を切らした男が首元を抑えながら、車の前を横切って行くのが見えた___
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明里香(プロフ) - 見られて閉まったじゃなくて、見られてしまったです。進撃じゃなくて、神経です。 (2022年6月12日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 呼びさしてじゃなくて、指差してです。 (2022年6月12日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
染岡さんの愉快な仲間たち(プロフ) - 6話 蘭ちゃんの蘭が欄になってる (2022年5月17日 20時) (レス) @page7 id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花緑青 | 作成日時:2022年5月14日 18時