ゲゲゲの鬼太郎 Part2

永遠の命 おどろおどろ ページ10

「次のニュースです、東京都西部を中心に発生しております謎の生物による吸血事件の被害者は、なおも増えるばかりです...」


カンカンカンカン

その踏切の前でスマホのTwitterを眺める少女。その画像には、なにかが書いてあった。
迫り来る電車と、切羽詰まった表情の少女線路内に1歩踏み出そうとしていた...
その瞬間

「みことちゃん？｣｢みこと！」

「まな...Aちゃん。」

何事も無かったかのように走り去った電車。

A「深刻そうな感じしたけどどうかした？」

ま「相談ならいつでも乗るよ？」

「なんでもない」

ま「帰り一緒なんて珍しいよね！たまには買い物に行かない？」

「学校帰りそんなことしたら校則違反になるよ？」

「うん。今日は辞めたらどうかな」

「固いなぁ！委員長と、Aは！...買い物じゃないから！たまたま目に入っただけ！でしょ？」

「まぁねこのアクセサリー可愛いし。」

「そうね。見るだけなら...」

「A！あれ猫姉さんに、似合いそうじゃない？」

「うん！ピッタリかもね！」

そう言ってみことちゃんを見ると、ひとつのネクタイピンを食い入るようにして見ていた

カランコロン

音がした方を見ると、

「まな？A？」

「鬼太郎！？｣

「何してるの？」

「そっちこそ何してるんだ？」

「学校の帰りなの。」

「鬼太郎は、どうしてここに？」

「最近この辺りに多い吸血鬼事件のことを調べてるんだ。」

「あぁ〜今日の朝、親父様と、話してたもんね。」

「吸血鬼事件？！それってまさか...妖怪じゃ？」

「まな！A！それじゃあ、明日ね！！｣

みことちゃんは、まなの話を遮るように、帰ってしまった。

私は、そんなみことちゃんを、見ていた

永遠の命おどろおどろ→←百々爺の姦計 妖怪大裁判の感想

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す