永遠の命 おどろおどろ ページ15
「みこと...もうパパは.......」
と、パパがみことと、一緒の写真を落とす。涙も落としていた。
「バリーン」
と言う音で、それに気づき
部屋に行くと、窓ガラスが割れていた。
「しまった...」
「パパ...」
「二手に別れよう!」
「あぁは、言ったものの...あの子の気持ちが分からんでもないんじゃ。お前が牛鬼に乗っ取られた時、わしも、猫娘もどうしたらいいか分からんかった。牛鬼を葬れば、お前が死んでしまう、それは自分の体を切り刻まれるより、辛いことじゃ...」
「じゃが...牛鬼のまま生かし、人間達を苦しめ続けさせていることは、それより辛かった...」
「まな!」
「猫姉さん!A!」
「なにしてんの!」
「危ないよ!こんな夜中に!」
「夜中にLINEでたたき起こしておいて、怒ることないじゃないですかぁー!」
「今それどころじゃないの!」
「でも...!みことが関係してるんでしょ!?家に行っても、ドアは開けっ放しだし、みことは、どこに?!」
「...?」
謎の音。おどろおどろだ。
「逃げな!」
「早く!」
「はい!」
「猫姉さん!A!」
「リモコン下駄!」
「まなと猫娘と、逃げろ!」
「分かった!」
「もうやめてください!あなただって、苦しいはずだ!」
「パパ!」
「しまった!」
「パパ!もうやめて!お願いよ!パパ!」
触手を向けるおどろおどろ
「そうよ...血を吸うなら...私から吸って...」
目をつぶるみことちゃん
「辞めて!みことちゃん!逃げて!お願い!」
「おどろおどろは...自分の娘かも分からなくなっておる!」
血を吸われるみことちゃん。
「辞めて!抵抗してよ!お願い!ねぇ!みこと!」
「あぁああうぅううおおぉおぁあ!」
悲しそうに叫ぶおどろおどろ
「指...でっ...ぽう!」
「水月...火!」
「ぐああああ!」
と、人間の姿に戻る。
「みこと...」
「パパ...」
「これでいい...これで...いいんだ...これを...ありがとう...」
それは、みことがあげたネクタイピンだった。
しかし、みことが手を取る暇もなく、煙になり、消えていった。
「パパ?.......パパ?パパぁあぁあーーーーァァ!」
おのざきさんのタブレットには、パパがみことを抱っこする、笑顔の写真がタブレットに表示されていた。
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリイ - 鬼太郎5期のバルモンドの小説も書いて欲しいです (2019年10月30日 18時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
花桜優音(プロフ) - わかりました! (2019年3月31日 13時) (レス) id: b1f72a0dd9 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 花桜優音さん» 名無しの過去を見ていると可哀そうになって来ました…。夢主さんにもまなと一緒に名無しを抱きしめるシーンも見たいです。 (2019年3月31日 9時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
花桜優音(プロフ) - はい!頑張りますね! (2019年3月2日 11時) (レス) id: b1f72a0dd9 (このIDを非表示/違反報告)
黎唖(プロフ) - お早い返事を有り難う御座います!続き楽しみにしてます! (2019年3月2日 11時) (レス) id: 0b4125b9db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星野真野 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya5
作成日時:2019年2月3日 11時