ゲゲゲの鬼太郎

戦慄！見上げ入道　８ ページ27

私達は中央ドームに来た。ねずみ男は猫娘に右耳を引っ張られながら来たている





『これ全て、ねずみ男が仕組んだの？』


ね「こんな事は俺にとっちゃ夕飯前だね」


猫「皆困ってるでしょ」


ね「いて、いててて･･･」






猫娘がめずみ男の耳をさっきよりも強く引っ張り、ギチギチと嫌な音を立てている。
私は「流石に痛そうだな」と思いながら苦笑いした。

その時、向こうからまなが走ってくるのが見えた






ま「鬼太郎！美人さん！」


目「まなちゃん？」


鬼「なんで君がここに」


ま「友達が兄弟して行方不明なの。ねぇ、やっぱりこれって妖怪のせい？」


目「うーん。じゃが中に入れなくて困っておるのじゃ。」


ま「ここ、パパの会社が設計したの」


猫「だから何？」


ま「パパのパソコンからもらってきちゃった」






そういってまなは携帯の画面を私達にみせた。
そこには、この会場の設計図がかかれている






ま「中央ドームの設計図、非常用の出入り口があるみたい」


目「何という偶然力じゃ！」


猫「ハッキングできるの？」


ま「ハッキングも何も、うちのモニターの横にパスワード貼ってるんだもん」


猫「セキュリティの甘い父親ね。でも、人間は関わらない方が良いわよ」


ま「だから友達が行方不明なんだってば！馬鹿だけど友達なんだよ！」


ね「あたし達に任せておけばいいの」


ま「この間美人さん助けてあげたのは私だから！」


『ち、ちょっと、二人とも落ち着いて･･･』


猫・ま「少し黙って なさい！/て！」






私が止めに入るも黙ってろと言われてしまった。まだ二人は睨み合い、両者ともに譲る気はなさそうだ。
それどころか時間が経つにつれ、その睨み合いが酷くなっているような感じがした

戦慄！見上げ入道　９→←戦慄！見上げ入道　７

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す