幸せが31個 ページ32
A「まさか、カップルの殺し屋だったなんて。あれでも純粋に遊びに来たつもりだったみたい」
凶一郎とAは素早く遊園地を離れ、人気のない公園のベンチに座り、話していた。
A「怪我人いなくてよかったね！おみやげも買えたし…凶一郎？」
凶「A、すまないな今日一日こんな風になってしまって」
A「えっ！？何言ってるの！？」
凶「まともにデートすらできなかったし、お前に気を遣わせてしまった。本来なら俺がエスコートするべきなのに、それもだ…。ダメな夫ですまない」
Aは唖然とした。普段から凶一郎は自己肯定感の高い人だから、まさかそんなことを言うなんて思ってもいなかった。でも、Aの前で良い夫でいたい凶一郎だから気にしてしまったのだろう。
A「凶一郎、私が遊園地で言いかけた言葉覚えてる？」
凶「覚えているが…」
A「本当はね、凶一郎といる時間が増えて嬉しいって言おうとしたの。だから、今日とっても楽しかった。それにね、私は凶一郎といるだけで幸せなの。
いつも、こんなにかっこいい旦那さんが居て、私は幸せ者だな〜って。だから、謝る必要なんてないんだよ」
Aはそっと凶一郎を抱き締めた。凶一郎もそっと抱き締め返した。
凶「ありがとう、A。俺も、Aみたいな可愛くてかっこいい奥さんが居て幸せだ。最近は言えていなかったが、愛してるぞA」
A「私も、愛してるよ凶一郎」
だが、その抱き合っている場面を何者かに撮られていたことは、当時の二人はまだ知らない。
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クラゲ - おぉ！すごいです！私、君の敬語が抜けるまでっていう小説書いてるんですけど(最近最新停止中)よかったら見てください！ (2023年3月24日 20時) (
レス) @page4 id: 772f111aa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuma | 作成日時：2023年3月16日 10時
