俺の妻がイケメン過ぎるby凶一郎 (ページ24)

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幸せが23個ページ24

現在、花輪のアジトに潜入している。隣にいる私の夫は暇なのかあや取りをしていた。器用すぎる。

凶「ちょうちょ」

A「すご…。あ、遅かったね太陽。もう行くよ」

太「ちょっと待って下さい。どうして…どうしてもう花輪のアジトにいるんですか！？」

太陽は声を荒げた。

凶「言ったはずだ。まず一流を知るには心と体に直接刻むのが一番だと。

現場の緊張感を肌で感じつつ、俺の糸で操ることで正しい『動き』を肉体にトレースする。

フォーム、流れ、体術、武器。

ここを出る頃には夜桜の基礎が体に染みてるはずだ」

と言いながら、太陽の体を糸で弄んでいる。我ながら酷い旦那様だと思うが、動きが一々変で面白いので止めない。太陽は「人の体で遊ぶなあああ」と叫んでいる。

太「でも受け渡しは3日後って…」

A「それまで待つつもりはないの。しかも、凶一郎が既に六美不足で気を抜くと痙攣が止まらない程の状態だからね」

太「(禁断症状！？)」

A「それに潜入を待つ意味もないし。なんなら、六美はすでにここにはいないよ」

太「！？」

凶一郎「フラワー便は撹乱のため、すぐ流通網に商品をのせる。陸海空にまたがる闇の流通ルートを外部から探るのは不可能に近い。

各商品の流通データは幹部以上がもつ情報端末に記録されている。この奪取が、今回の潜入任務の目的だ」

A「潜入ルートやセキュリティは解析済みだし、逃亡経路の制圧もしてある。後は確実にデータを奪うだけ。

しくじれば六美救出の何度ははるかに高まる。ヘマをして救出遅延なんてしてみて。

一日のびるごとに凶一郎が太陽を一裂きしていくと思うから」

太「(それ一日で死ぬやつでは？)」

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