俺の妻がイケメン過ぎるby凶一郎 (ページ23)

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幸せが22個ページ23

出張から帰ってきて一時間後。四怨から六美を拐ったのは花輪だと情報が入った。流石四怨、凄いなぁと思った。そして、四怨から情報を受け取ってまた一時間後。太陽の目が開き、勢いよく起きた。

凶「出張から帰ったら玄関に生ゴミみたいのがあると思ってよく見たら、やはりお前(生ゴミ)だったな」

A「凶一郎？」

凶「すいません」

太「ど、どうしよう六美が…」

A「落ち着いて、これも作戦のうちだから」

凶「花輪は一流だ、配達物(むつみ)を絶対に傷つけない。むしろ、交換の道具にすぎないお前に危害が及ぶ可能性があった」

A「だからこそ六美は太陽を守るべく、一時的に自分の身を差し出したの」

太陽は下を向き歯を食いしばる。

太「俺のせいで…！」

A「反省は言葉より行動で示して。

誘拐の依頼人への受け渡しは3日後とわかった。手はずを整えて3日後の受け渡しまでに、家族に全員で六美を迎えに行く。

それまでに太陽は」

太「！？」

私は太陽に暗器を投げる。縛っているテープを切ると同時に、攻撃もするように投げる。

A「より六美にふさわしい男に生まれ変わるの」

凶「お前の成長速度は予想以上だが、まだまだ三流以下。一流を知るにはその心と体に直接刻み込むのが一番早い。

覚悟はできているか？」

太陽は気絶させられる前の六美との会話を思い出し、覚悟を決める。

太「よろしくお願いします。凶一郎義兄さん、A義姉さん…！」

いいよ、太陽。そうこなくっちゃ。

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