俺の妻がイケメン過ぎるby凶一郎 (ページ19)

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幸せが18個ページ19

A「夜桜式の本格的な訓練をしてもいいよ」

太「！ホントですか！？」

A「うん。ただし、一つだけ条件があるの。

一つ部屋を使っていいから…一ヶ月、この屋敷に住んでね」

太「…えっ！？そ、それだけですか…！？」

A「うん。でもまぁ私は、訓練前に太陽の人となりが見たいだけなんだけどね。

本格的な訓練の予行練習だと思って普通に暮らすだけでいいの。一ヶ月後には訓練開始だよ！」

太「…ありがとうございます！」

太陽が部屋から出ていき、私も跡を追う。

A「じゃあ勉強道具とか必要なものだけ取っておいでね」

太「はい！」

そう言って、太陽くんが階段を降りたとき、ガコッと音がし、落とし穴が開く。そういえば、言うの忘れてたな。

A「ごめんね、一個だけ言い忘れてたよ。

この屋敷には、スパイ訓練用のトラップがいたる所に仕掛けられているの。

静音訓練用の音感知式落とし穴。ホフク前進などの特殊移動訓練用の赤外線センサー。

この家では生活の一部そのものが訓練なの。でも、この程度軽くこなせないと、本格的な訓練なんて夢のまた夢。

まずは一ヶ月頑張ってね」

太陽のパーカーを軽々しく引っ張り持ち上げる。太陽は「一日で死ぬかも」と身構えた。

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