俺の妻がイケメン過ぎるby凶一郎 (ページ16)

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幸せが15個ページ16

凶「ともかく、わかったろう。六美のその特異な境遇が。

いずれ六美は夜桜のトップとして裏社会に出なければならない。だからこそ今は表社会についても研鑽を積むため、一般生活を送る使命がある。

だがそれは、夜桜を恨む者、妬む者、利用する者…。あらゆる悪意に六美がさらされるということでもある。

常に死と隣り合わせの六美を守ること。それが家族である俺たちの使命だ」

A「そのためにも、太陽のにはスパイのイロハを叩き込んでいくね。今日はその一歩。太陽の初任務は『今日一日、六美を暗殺者から守ること』」

懐から１つの銃を取り出し、テーブルに置いた。

太「なっ…銃！？」

A「仮に相手を撃ち殺しても大丈夫だよ。後で揉み消すから。だから遠慮なく撃ってね」

太「(全力で遠慮したい！！)」

六「ちょっと姉ちゃん、太陽をからかうのはやめてよ。いつも爆殺とか毒殺ばっかりだから、銃なんか役に立たないでしょ」

太「(そんなにしょっちゅう暗殺されてんの！？)」

A「私達も同行したいんだけど、午前中は仕事で人質をたくさん救助しなきゃいけないの。代わりに、暗殺者『たま屋』について教えておくね」

そして、太陽に爆弾魔たま屋について教えた。教えた後、太陽から質問をされた。

太「あの…桜庭先生」

A「ん？どうしたの？太陽」

太「桜庭先生と凶一郎義兄さんってどういう関係なんですか？」

凶「言ってなかったか？俺たち"夫婦"なんだ♡」

太「え…えええええええ！？！？！？」

車内で、太陽の今までにない声が響きわたった。

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