俺の妻がイケメン過ぎるby凶一郎 (ページ12)

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幸せが11個ページ12

起きたのは夜だった。自室のベッドで寝かされてた。起きてすぐ髪の毛を整え、リビングに向かった。

私の姿を見たとたん、六美は走り抱きついてきた。私の妹、めっちゃ可愛い。

六「A姉ちゃん！！起きないから心配したんだよ！？」

A「ごめんねぇ、まさか腹パンでやられるとは思わなかったから…」

七悪も私のところに駆け寄ってきてもう歩いて大丈夫なのかと聞いてきた。少し痛みは残っているものの、別に歩けないほどじゃないので、大丈夫だと言った。

そして、次々から姉弟たちに大丈夫かと聞かれ、「可愛いなぁ」と思いながら、大丈夫と同じように返した。

そして、泣いている六美の頭を撫でながら、家族に質問を投げ掛けた。

A「そういえば、結局どうなったの？意識失くなってからの記憶がないから…」

家族から聞くと、晴れて六美と朝野君は結婚することになったらしい。そして、凶一郎は六美が持っていたナイフを自分のお腹に刺し、ベッドの上で療養中とのこと。

朝野君にも会いたかったが、私が起きた時間帯に帰ってしまったのことだった。

A「そっかぁ…ごねんねぇ…腹にグーパンきめられただけですぐに気絶するような姉で…。後、怪我大丈夫だった？」

七「大丈夫だよ。僕はすぐ治っちゃうし、辛三兄ちゃんも軽い傷で済んだし。だけど…」

A「だけど？姉ちゃん怒らないから言って？」

七「朝野さんが兄ちゃんの鋼蜘蛛素手で触って、左手怪我しちゃって…」

A「え！？大丈夫なの！？」

七「大丈夫だよ。すぐに手当てもしたから」

A「それならいいんだけど…。わかった、ありがとう皆。今日は遅いからもう寝ようね。じゃあお休みー！」

「お休みー」と言うみんなの声を後に、私は凶一郎の部屋に向かった。

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