夕暮れ時2【不死川実弥】 (ページ41)

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鬼が居ないこの世界でページ41

私は師範と一緒に村に行った

A「終わったよ…みんな…」

私はかつて住んでいた家の前でそう言った。師範は黙って私の手を握ってくれた

“よく頑張ったわね“

そんな声が聞こえた。顔を上げるも、何もいなかった

ただ見えたのは、綺麗な夕焼けだった。今まで一回も見たことの無い綺麗な夕焼け

不死川「綺麗だなァ…」

A「本当ですね…」

不死川「A」

私は師範の方を向くと、フニッと柔らかいものが唇に当たった

不死川「鬼が居ないこの世界で、俺はお前を幸せにしたい。同じ痣者で、俺の方が先に死んじまう。だけど俺は、Aを愛してる。だから俺と…結婚してくれねぇか？」

A「…実弥さん。あの時、貴方が私を助けてくれなければ、私は恋をする間も無く死んでいました。ありがとう。あの時私を助けてくれて。私も愛してます」

夕暮れ時、私たちは永遠の愛を誓った