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遊郭戦4 ページ16

きっもちわるっ。鬼の中から鬼が出てきたよ。どういう事?え?


妓夫太郎「泣いたってしょうがねぇからなああ。頸くらい自分でくっつけろよなぁ。おめぇは本当に頭が足りねぇなぁ」


女の方の鬼の頸は斬った。なのに何で体が崩れない?…となると、今出てきた鬼が本体…?宇髄さんのあの攻撃を避けた。反射速度が比じゃない。厄介だな…しかも頭も余計痛くなってるし


風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ


A「!」


妓夫太郎「へぇやるなぁあ。攻撃止めたなぁあ」


斬られた…?速すぎて見えなかった


妓夫太郎「殺す気で斬ったけどなあ。いいなあお前らいいなあ」


褒めてんだか貶してんだかまるでわかんない言い方…師範に会いたい←



妓夫太郎「お前いいなぁあ」


鬼は宇髄さんを褒めたたえた。うわあ気持ち悪い。気持ち悪い言い方で兄上褒めないでくださいよ


A「ゴフッ…」


宇髄「!?」


何だ…何だこれ…痛みと共に…体全体が痺れて…


妓夫太郎「あぁ?お前あの方が言ってた奴じゃねぇかぁあ。生きて連れて来いって命令なんだよなぁあ。可哀想だがそのままでいてくれよなぁあ」



宇髄「お前…!」


A「…上等だ。私はお前らの思い通りにはならない。こちとら頭痛くて機嫌悪いんだよ」


妓夫太郎「…死ぬ時グルグル巡らせろ。俺の名は妓夫太郎だからなああ」



風の呼吸 参ノ型 晴嵐風樹



師範程の強さなんかない。師範程の根性、体力なんて全然ない。でも倒してやる。お前ら鬼を


妓夫太郎「妬ましいなぁあ。お前ら本当に良い奴じゃねぇかよ。なあぁ。人間庇ってなぁあ。格好付けてなぁあ。いいなぁ。そいつらにとってお前らは命の恩人だよなあ。さぞや好かれて感謝される事だろうなぁあ」




宇髄「まぁな。俺は派手に華やかな色男だし当然だろ。女房も三人いるからな」



刀は…刃こぼれしてないな←



妓夫太郎「お前女房が三人もいるのかよ。ふざけるなよなぁ!!なぁぁぁ!!許せねぇなぁぁ!!」




何だこの斬撃。しかも数が多い。帯の次は変な黒いやつか!?兄妹揃って変な血鬼術使いやがって!!



妓夫太郎「逃がさねぇからなあ。曲がれ飛び血鎌」



市民を守りながらじゃ思うように戦えない!さっきの人達は宇髄さんがどうにかして逃がしてくれた。私も…私も人の役に立ちたい!煉獄さんみたいに!煉獄さんがあの時、私を守ってくれた時みたいに!!




宇髄「外でろA!!」



A「はい!!」

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作者名:ニャユズコ | 作成日時:2020年8月1日 16時

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