上弦の参 ページ2
鬼が来た。狙いは…炭治郎か?!
風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ
私は鬼の腕を切った
ズキンッ!!!!!
A「っ!!!!」
頭が…何で…下弦の時は出なかった!クソ!
鬼「いい刀だ」
鬼の腕は一瞬で再生した
煉獄「なぜ手負いの者から狙うのか理解できない」
鬼「話の邪魔になるかと思った。俺とお前たちの」
話の邪魔?駄目だ。頭が痛すぎて…
煉獄「君と俺たちが何の話をする?初対面だが俺は既に君のことが嫌いだ」
鬼「そうか。俺も弱い人間が大嫌いだ。弱者を見ると虫唾が走る」
私は鬼を見ると虫唾が走る
煉獄「俺と君とでは物ごとの価値基準が違うようだ」
鬼「そうか。では素晴らしい提案をしよう」
素晴らしい提案…?
鬼「お前たちも鬼にならないか?」
煉獄、A「ならない」
鬼「見れば分かる。お前の強さ…柱だな?女の方は柱ほどの強さはないが、それでも強い」
そりゃ風柱の継子ですからね…
鬼「その闘気、練り上げられている。至高の領域に近い」
煉獄「俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ」
鬼「俺は猗窩座。杏寿郎、なぜお前が至高の領域に踏み入れないのか教えてやろう」
猗窩座は煉獄さんを指さした
猗窩座「人間だからだ。老いるからだ死ぬからだ。鬼になろう杏寿郎。そうすれば百年でも二百年でも鍛錬し続けられる。強くなれる。それも女も同じだ。名前はなんという?」
A「鬼に名乗る名前なんてない。話し掛けるな」
鬼に名前を言われるくらいなら、この頭をカチ割った方がマシだ
煉獄「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ死ぬからこそ堪らなく、愛おしく尊いのだ。強さというものは肉体に対してのにみ使う言葉ではない。この少年は弱くない。侮辱するな」
A「炭治郎は強い」
煉獄「何度でも言おう。君と俺とでは価値基準が違う。俺は如何なる理由があろうとも鬼にならない」
猗窩座「そうか。鬼にならないなら殺す」
壱ノ型 塵旋風・削ぎ
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作者名:ニャユズコ | 作成日時:2020年8月1日 16時