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「俺、潔癖症だけど、いいの?」


そう言って照れたように顔をそらす水斗(みなと)にますます惹かれたことが、昨日のことのように思い出される。


「おい優羽(ゆう)、いい加減起きろ。布団はたくから。」
「ん・・・起こして・・・・・・。」
「ったく・・・ん。」


だけどそれは、実際は三年前のことだ。

ぐいっと腕を引っ張られ体を起こした優羽は、寝ぼけ眼で水斗を見つめた。


「なんだよ。」
「水斗の手袋、なんかいつもと違う。」
「あぁ、昨日クリーニング屋で抗菌手袋もらったから、それ着けてんの。きれいだし、割といいぞ。」
「へぇ、そうなんだ。確かに、いつもより触り心地よかったかも。」
「だろ?」


嬉しそうな水斗の顔を見て、優羽も自然と笑顔になった。

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作者名:紅月 | 作成日時:2019年6月9日 10時

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