とある作者のププぷよ日記！ (ページ6)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:286 hit

ダークマターの誕生日&星のカービィ2 25周年記念小説！ページ6

星のカービィ2、25周年記念小説！
ではどうぞ！↓
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
我はドロシアが好きだ。
だがそれを伝える勇気などなかった。
それどころか、ドロシアと仲良さげに話すマインドやクラフターに
嫉妬するばかりだった。
…本日は3月21日。我の誕生日だ。
ゼロ様やツー様、ミラ、ヒトd…ダゼロやリアマタ、リムズ、マインド、クラフター、
カービィやデデデ、メタナイト達剣士仲間、魔法使い達にプレゼントをもらい、
グーイ、マルクとは実質プレゼント交換という形でプレゼントを渡し渡された。
しかし、ドロシアだけは来なかった。
何か嫌われるようなことでもしただろうか。
我はそれで頭がいっぱいで、ケーキの味も感じられなかった。
部屋に戻り、枕に顔を埋めて、そればかり考えていた。
不意に、部屋の扉がノックされた。
「ダークマター、お客様ですよ。」
リアマタがそう言って客を部屋に招き入れた。
客は…ドロシアだった。
彼女は我を見ると、「遅れてしまってごめんなさい」と言い、
キャンバスを取り出した。
ドロシアの得意な、油絵だった。
中心に我が、その周りにゼロ様やツー様、ミラにリアマタ、ダゼロ、マインド、クラフター、グーイ、リムズ、カービィ達がいる。
油絵の中のみんなは明るく笑っていた。
ドロシアは次にこう言った。
「この絵は、これで完成するのです。」
そして、油絵の中の我の隣に空いた奇妙な余白に紙を貼り付けた。
紙には笑っているドロシアがいた。
「私、貴方に初めて会った時、思ったんです。
貴方の隣で、ずっと一緒に笑っていたいって。」
そう言うドロシアの目は、いつになく真剣そのものだった。
そして、はっきりと言った。
「ダークマターさん、私と、付き合って下さい。」
それを言った後、ドロシアは顔をマキシムトマトのように真っ赤にした。
恐らく、我の顔も真っ赤だったはずだ。
「…答えは、決まっている。」
我がそう言うと、ドロシアがはっと顔をあげた。
一度深呼吸をして、心を落ち着かせる。
そして、彼女を見て、はっきりと言った。
「我もずっと、貴女のことが好きでした。」
一瞬の沈黙が、部屋を流れる。
「ふふっ」
先に笑い声をあげたのはどちらかはわからない。
気付けば二人で笑っていた。
「私達、告白できなかっただけなんですね！」
「ああ、一番気まずい展開だな！」
ずっと、笑いあっていた。
こんな日が、ずっと続きますように。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ハッピーパースデー！