番外編〜誕生日〜 ページ18
みんな自分の部屋に戻ったあとで私はしのぶの部屋を尋ねる
「しのぶ〜、入っていい？」ｺﾝｺﾝ
朝怒られたのでしっかりとノックをする
しのぶ「Aさん？どうぞ。」
そう言われたので中に入る
...なんか緊張してきたぞ？...やばい
「...ねぇねぇ、ちょっとだけ目つぶっててくれる？」
しのぶ「...何するつもりですか？」
なんでそんな疑うような顔するの？
私がしのぶになにかするわけないじゃん！
「いいから！目つぶって！」
そう言うと大人しく目をつぶってくれる
私は1度深呼吸して彼女の手を取る
しのぶ「Aさん？」
そして用意していたものをつけて目を開けるように促す
しのぶ「!!...これって...」
「えへへ、しのぶとお揃いのものあげようって考えた時に1番最初に思いついたのが指輪だったんだ。ほら、夫婦ってお互い同じ指輪をはめてるでしょ？だからその...私もしのぶとお揃いの指輪はめたいな〜って」
言ってて恥ずかしくなってきたのでしのぶから目線を外す
しばらくの間沈黙が部屋を包む
なんで何も言ってくれないの！？
このままじゃ私痛いやつじゃない！？
しのぶ普段はこういうの付けないから嫌だったとか？だったら最悪なんだけど！
しのぶ「...Aさん。こっち向いてください。」
「な、なに？」
少し時間が経ち落ち着いてきたので大人しくしのぶのほうを向く
その瞬間しのぶの顔が目の前まで来たかと思うと唇が重なる
「...へ？///」
しのぶ「ありがとうございます！とっても嬉しいです。」
心の底から嬉しそうに指輪を見ながら言う
「ぁ......」
いつも見せる大人びた表情とは打って変わって子供のような笑顔を見せるしのぶに見惚れてしまう
しのぶ「...Aさん？」
「あ、うん！喜んでもらえてよかった！」
しのぶ「本当に、本当にありがとうございます。」
その笑顔は反則だって
私は思わずしのぶを抱きしめる
しのぶ「Aさん？」
「ご、ごめん！ちょっとだけこのまま...」
しのぶ「ふふ、もちろん。いくらでもどうぞ？」
きっと私は世界一幸せ者だ
しのぶと出会えて今こうして抱き合うことができている
「しのぶ、誕生日おめでとう。...生まれてきてくれてありがとう。これからもよろしくね。」
「ありがとうございます。もちろん、Aさんを手放すことはありませんから。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい…えっいきなりの別れ宣言ビックリたよ (11月12日 13時) (
レス) @page22 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - えっ、いきなりの別れ宣言びっくりしました！続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年9月26日 23時) (レス) @page22 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
KURONEKO(プロフ) - 憂菜さん» いえいえ！よかったです！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2021年3月9日 15時) (レス) id: 769887312a (このIDを非表示/違反報告)
憂菜(プロフ) - KURONEKOさん» 出てきました！ありがとうございます！！ (2021年3月9日 1時) (レス) id: dc1cce0ebb (このIDを非表示/違反報告)
KURONEKO(プロフ) - 憂菜さん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/KURONEKO063/こちらからとんでいただけると大丈夫だと思います！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 769887312a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KURONEKO | 作成日時：2020年11月22日 1時
