溢れる想い ページ10
私が蝶屋敷で仕事をしていると急患が来た
手当を手伝うためにその方のところに向かうとそこには腹部に傷を負い血を流す彼女がいた
｢...え？A？｣
名前を呼んでも返事は返ってこない
｢A...嘘だよね？｣
頭が真っ白になる
｢アオイ！しっかりしてください。彼女の命がかかっているんですよ。｣
しのぶ様にそう言われ少しだけ落ち着きを取り戻す
｢申し訳ありません！すぐに治療の用意をします！｣
｢...とりあえずはこれで大丈夫でしょう。｣
先程よりも顔色の良くなった彼女を見てホッと胸を撫で下ろす
私の不安が顔に出ていたのかしのぶ様が頭を撫でてくださる
｢とりあえずは死ぬことはありませんよ。大丈夫です。｣
｢...はい。｣
しのぶ様の優しさに泣きそうになりながらも返事をする
｢Aさんの目が覚めたら怒ってくださいね？私が言うよりもアオイが言った方が効くでしょうから。｣
しのぶ様はクスクスと笑いながらそういう
｢う...ん...ここ...どこ？｣
ていうかいったい！お腹のところめちゃくちゃ痛いんだけど！
たしか下弦の壱と戦ってやられたんだっけ？
｢A？｣
私を呼んだ方を見るとアオイが立っていた
｢あ、アオイ〜！｣
彼女は返事もせず私の目の前まで歩いてくる
笑顔のまま無言なのは結構怖いわけで
｢あ、アオイ...さん？｣
｢A？何か言うことは？｣
｢えっと...怪我してすいません。｣
｢ほんとですよ！今回ばかりは死んだかと思いました！なんであなたは無茶ばかり...！｣
｢...アオイごめんね。私が悪かったから...だから泣かないで？｣
アオイは人前で泣くことは滅多にない
それほど彼女を不安にさせてしまったのだろう
(大好きな人を泣かせるなんて恋人失格だよ。)
｢これからは怪我にも気をつけるから...ね？｣
｢約束ですよ？｣
そう言って涙を拭いながら小指を差し出してくる
可愛すぎない？
私はアオイの腕を引っ張り抱きしめる
｢え！ちょ、ちょっとA！？｣
｢アオイ、もうアオイを悲しませる様なことはしないって約束する！大好きだよ！｣
そう言うとアオイの顔がみるみると赤くなっていく
｢あはは、アオイかわい〜｣
｢ば、馬鹿じゃないですか！？怪我人は大人しくしていてください！｣
私の腕からぬけ部屋を出ていこうとする
するといきなり立ち止まる
｢...私も大好きですよ。｣
｢...へ？/////｣
それだけ言うと部屋を立ち去る
今の何！？そんなのずるいって〜！！！
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雪りんご - 誠に失礼ながら問います。ころす気ですか？いえ、殺して下さいお願いしますッッッッッ (7月2日 0時) (
レス) @page4 id: 610cc39aab (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - いやー、最高です。最高ですよ！キメツ学園の設定でやって欲しいです。全員分！ (2021年9月27日 0時) (レス) @page14 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
KURONEKO(プロフ) - ビアシスさん» 全然大丈夫ですよ！リクエストありがとうございます！相手はカナエさんにしようと思います。待ってていただけると嬉しいです！ (2021年2月15日 23時) (レス) id: 769887312a (このIDを非表示/違反報告)
ビアシス(プロフ) - 幸せそうな顔してどんな夢をみていたのかと聞いてくるのだった。大丈夫ですか？ (2021年2月15日 1時) (レス) id: 930812644f (このIDを非表示/違反報告)
ビアシス(プロフ) - こんばんは。再びリクエストお願いします。決められなかったので、お相手はお任せします。添い寝していて先に目覚めたので起こそうとする夢主。逆に、まだ一緒に寝ようと抱きしめられて照れながらもがく…夢をみていた。本当に起きると恋人が笑顔で見つめており、続 (2021年2月15日 1時) (レス) id: 930812644f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KURONEKO | 作成日時：2020年11月15日 2時
