強気な猫を拾いました。 ページ2
「やっちまったよ…。」
くそぉぉおおおおおおおおおお
うぇぇええええええん
あの日から数日。
あの猫が頭を離れなくて、
テストはズタズタ。
「殺されるぅ…」
鬼母を覚悟しながら家へ帰る途中。
ニャー！！
ドスッ
「！？」
え、なんか変な音がしたけど……。
まさか……猫がひかれた！？
私は、音のした方へ走った。
そこには………
『ニャ…』
白い毛を紅く染めたあの日の猫が……
「…ヤバイ。急いで家に連れてかなきゃ！」
私は制服が血で汚れるのもかまわずに、
白猫を抱き抱え、家(動物病院)へ走った。
「あにぃ！！猫が！！！」
私が叫ぶと、
同じ顔をした、三人の兄が三方向から走ってきて、
「A、よく見つけたわね♪」
「あとは任せろよ。」
「君、うちにこれてよかったね☆」
口々にそういい、私の前から消えた。
私の兄達は、凄腕で。まぁ、絶対治る。
意外と早く措置が終わり、
「今は安静にしておきましょ♪」
「さすが俺たち。」
「☆僕にお任せ☆」
どうやら、傷はそこまで深くなかったようだ。
「よかったぁ〜…シロ君」
そういうと、兄たちが目を点にした。
「ダサい名前ねぇ♪かわいそうに。マイケルがいいわ」←は！？
「いや、尾崎ザンクローだろ…」←！？鬼崎拓磨かよw
「僕は素敵な名前だと思うけどね☆(…だっさ。)」←心の声漏れとるし(泣)
「酷いな〜(´・з・`)君は、シロ君でいいよね？」
白猫に問いかけたら…
「ウゼェ…例え恩人だとしても殺すぞ。」
猫からとんでもない声がした…
「俺の名前はスバルだ。ダセぇ名前つけてんじゃねぇよ。」
…夢だよね？
兄三人は固まった。
「お前。」
「はひぃいぃいいいい」
「責任とって俺の世話をしろ。」
「わ、わかりましたぁああああ」
返事しちゃったけどどうなるの〜！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神覇隼陽 | 作成日時：2018年2月12日 19時
