49.黙らせるメニュー ページ50
「皆さんお疲れ様でした。ここビスカ森林公園が二次試験会場となります。では、私はこれで、皆さんの健闘をいのります」
サッサッサッ…
ゴゴゴがちゃん!!ドアが開いた音
「一次試験を通過した受験者の諸君中へ!ようこそ、あたしが二次試験官のメンチよ!」
「同じくブハラ。」
グルルル……
「___そんなわけで、二次試験は……料理よ!!」
ブツブツ……
「指定する食材は豚だよ!このビスカの森にいる豚なら種類は自由。その豚をここにある調理器具を使って作った料理で俺たち2人が揃っておいしいと言えば合格だよ!」
「美味しいと言っても味だけじゃダメ料理を舐めないでね?分かった?」
「それじゃあ二次試験スタート!!」
ドーン!!!
「行こうかA♡」
「さっさと終わらせよ……」
『……分かった。』
スタタタッ!!
「どこ行くんだい?」
『着いてくるかは好きにして。』
「俺は行く。」
ブー!
スっ!グサッ!!
『よっわい……』
「あ、そう、なるほど。」
ダダダダ……
「実食ー」
「次はワタシだ、ジャッジを頼む。」
「ふーん、やっと料理ぽいものが出てきたわね。…………まずいわーーーっ!!!___アンタも403番と同レベルね!」
『……俺もいいか?』
「ん?ほー?料理ぽいっ!んじゃ、食べてみようかな。」
モグモグ……
「!?……ん〜♪お、美味しい!!」
『ブハラさんも……どうぞ。』
「いただきまーす!」
モグモグ
「んっ!!美味しい!!」
「アンタ美食ハンター向いてるんじゃない?!」
『え?別に。美食ハンターになりたい訳じゃないんで……』
「えっ、そう?向いてるんだけどなぁ……」
パク……モグモグ
「「「おいっ!!なんでお前だけが!!」」」
スっ……
「……(あ、キレた)」
『うっるさいなぁ。黙ってろよ。食べてもらってる最中だぞ。ガヤが騒ぐんじゃねーよ。』
シーン……
「んじゃ、なんだ!俺達と何が違うってんだ!」
『チッ。はぁ。食べてみるか?全員。それで黙るならな。』
「食べてやるよ!!」
「いいのかい?そんなことして。」
『メンチさん達は食べてていいですよ。……黙らせる方法は……』
シュン!
「……!……」
シュン!さささっ!!
「は、速い。……やっぱりあの子……美食ハンターにならないかな……」
スっ
『はいどうぞ。』
スタスタ……
「ん?どうしたの?」
『メンチさん、ブハラさん、どうぞ。デザートです、肉だからデザート感覚にならないかな……?』
いただきまーす!!
数秒後
「うんっまぁぁ!!」
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美帆(プロフ) - マニ。さん» マニ。さんコメントありがとうございます!最初から見返して貰えるなんて、しかもそんなお言葉いただけるとは!嬉しすぎますっ!!ありがとうございます!!そして、返信遅くなり申し訳ないです…。更新頻度はすごく遅いですがこれからもよろしくお願いします! (12月9日 10時) (レス) id: f37290ce6e (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。第一回目から見直しました!やはり面白いです!無理せずにこれからもファンの一人として応援してます!✨、美帆さん! (11月14日 17時) (レス) id: d7c4d06b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美帆 | 作成日時:2021年10月9日 10時