36.酒の弱い人格と本人 ページ37
「く…!はぁ!……」
「大丈夫か、フェイタン。」
「ハァハァ…フラフラする…ちょと…部屋…行てくる…」
フラフラ状態のまま広場を出て部屋まで急ぐ。
(うぐ…頭が……)
部屋に戻ると
(水…う…あた…)
「ゴクゴクっ!ゴクゴク…プハ!ハァハァ…あーー、クソー、やぱりもう1回酔わせたいね…でも何で、効かなかたか……酔いが冷めるのも早すぎるね…見にいてみるか…」
行ってみると…
「もー、大丈夫?吐かないでよ?」
『うぅ…うぷっ!ハァハァ…』
「でもよく耐えてたな、」
『うー、人格で…酒に強いやつ…出して…』
「なるほどなぁ。」
広場に入らず壁にもたれて話を聞くフェイタンは
(…そういう事か…)
『…人格…全員…酒に弱かった…』
(まぁ、お前から…出来てるからな…)
「まぁ…、身体はAだからな。仕方ない。」
少しデカい瓦礫の上に寝転び、うなるAを、
面倒見るシャルナーク。
すると…カラン…と音がなる
(!しまた!)
「…!……それにしてもAは、よくアイツにやられた事返せるな…。アイツ、相当驚いていたぞ?まぁ、多分今も飲ませる気だろうがな、なぁ、フェイタン。」
そう、団長は、石を蹴ってしまった音を聞いていたのだ。
(!……しまた…これじゃ弱点とか見つけられないね…)
『嘘っ!?居るの!?…弱いとこ見せちゃ…』
「ねぇ、なんでフェイが来た時、そんなに慌てるの?別に俺達と居る時普通にしてるでしょ。」
『え?…だって、…あの人の前で弱くなったとこ見せたら何されるか分かったもんじゃない!!』
「…あー、そういう事か(笑)だってさー!フェイタン(笑)」
「…はぁ…だから隠れてたのに…いつも、そういうとこ見せないからいいチャンスだと思てたね…」
スタスタと広場に入るフェイタン。
「音がしたもんでな。フェイタンだろうなって。」
「団長…言わなかたらメンバー気づいてなかたね…」
「そうか?そうとは、思えないな。」
「は…?だて誰も……シャルか!!」
「へへ、大正解!」
「音で気付いたのは、俺とシャルだけだったな。」
「はぁ〜、もぉ、団長とシャルは、すぐ気付くから隠せないね…」
『……』
スっと起き上がるA
「しょうがないね!(笑)てか、フェイもう大丈夫なの?」
「……大丈夫よ。ちょこちょこふらつくがな…」
「そっか!」
「ん、Aもう飲ませないから気を張るなね。疲れるよ?」
『本当に飲ませない?』
「あぁ、流石に吐かれたら嫌よ。」
37.フェイタンの嘘は、死が付きまとう。→←35.取り合いからの〜
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美帆(プロフ) - マニ。さん» マニ。さんコメントありがとうございます!最初から見返して貰えるなんて、しかもそんなお言葉いただけるとは!嬉しすぎますっ!!ありがとうございます!!そして、返信遅くなり申し訳ないです…。更新頻度はすごく遅いですがこれからもよろしくお願いします! (12月9日 10時) (レス) id: f37290ce6e (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。第一回目から見直しました!やはり面白いです!無理せずにこれからもファンの一人として応援してます!✨、美帆さん! (11月14日 17時) (レス) id: d7c4d06b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美帆 | 作成日時:2021年10月9日 10時