6話 ページ7
トントンッとノックの音がする。
市街から遠く離れたこんな森に誰がくるというのだ。
ご主人は本に集中して気づいていない。
ガチャッ
「お、空いてんじゃん。」
入ってきたのは、顔立ちが非常に整った男の子。
10歳くらいだろうか。
ご主人は本から顔をだしゲッというような顔をした。
「おい、フランシス。何勝手に入ってきてんだよ。」
「何言ってんだよ、俺たちの仲だろ。
な、アーサー。」
フランシスさんはそう言うとご主人の肩に腕を置く。
ご主人は嫌そうな顔ではあるが、腕を退かそうとはしない。
というか、ご主人の名前アーサーっていうんだ。
いつか私も言って見たいな。
また欲が一つ募る。
「あ、アーサー猫飼ったの。可愛いね。
ソリッド・ホワイトってところかな。」
フランシスさんはそう言うと私を毛並みにそって優しく撫でた。
ご主人ほどではないけど悪くない。
「別にいいだろ。俺が猫を飼ったって。」
ご主人はそう言うとフランシスさんから私を引きはなすように抱えあげた。
なんだか少し嬉しい。
私は椅子に置かれ満足したように毛づくろいをした。
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熊ゴロ〜@ボスラッシュ(プロフ) - wacchannさん» コメントありがとうございます( ̄(工) ̄)応援しますだなんてめっちゃ可愛いですね。ガチで照れますw (2015年9月30日 16時) (レス) id: 83051e0599 (このIDを非表示/違反報告)
wacchann(プロフ) - 展開、とても気になります!更新頑張ってください。応援しますっ (2015年9月30日 15時) (レス) id: 88e3f68056 (このIDを非表示/違反報告)
熊ゴロ〜@ボスラッシュ(プロフ) - ハナさん» コメントありがとうございます( ̄(工) ̄)更新死ぬきで頑張りますのでよろしくお願いします! (2015年9月27日 21時) (レス) id: 83051e0599 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - イギ可愛い(*´ω`*)面白いです!更新頑張ってください!(言ω言*) (2015年9月27日 21時) (レス) id: bd9f78e9b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:熊ゴロ〜 | 作成日時:2015年9月27日 15時