4話 ページ5
私はご主人の膝で丸くなり、ウトウトしていた頃。
ご主人も丁度本にしおりを挟みパタンッと本を閉じた。
本は近くにあったテーブルに置かれ、私は立ち上がったご主人の腕の中にいた。
「ああ、なんだか眠くなっちまった。」
ご主人は大きな口を開けてあくびをしながら目をこする。
まじまじと見つめる私に気づいたのか、恥ずかしそうにワシャワシャと私の頭を撫でた。
本当は毛並みが乱れるから嫌なんだけど、なんだか許してしまう。
実際ちょっとだけ嬉しい。
「よし、寝るか。」
そういうと彼は私を抱えてベットに入った。
最近は肌寒いからぬくぬくして気持ちがいい。
「誰かと一緒に寝るなんて久しぶりだ。あったかいなお前。」
ヘラッと笑う笑顔に私の胸の中があったかくなる。
ご主人だって私がいることでそう思ってくれていたなら嬉しいんだけどな。
そんな私の欲は心に閉まっておこう。
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熊ゴロ〜@ボスラッシュ(プロフ) - wacchannさん» コメントありがとうございます( ̄(工) ̄)応援しますだなんてめっちゃ可愛いですね。ガチで照れますw (2015年9月30日 16時) (レス) id: 83051e0599 (このIDを非表示/違反報告)
wacchann(プロフ) - 展開、とても気になります!更新頑張ってください。応援しますっ (2015年9月30日 15時) (レス) id: 88e3f68056 (このIDを非表示/違反報告)
熊ゴロ〜@ボスラッシュ(プロフ) - ハナさん» コメントありがとうございます( ̄(工) ̄)更新死ぬきで頑張りますのでよろしくお願いします! (2015年9月27日 21時) (レス) id: 83051e0599 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - イギ可愛い(*´ω`*)面白いです!更新頑張ってください!(言ω言*) (2015年9月27日 21時) (レス) id: bd9f78e9b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:熊ゴロ〜 | 作成日時:2015年9月27日 15時