【ヘタリア】猫と眉毛

12話 ページ13

気がつけばまたご主人のことを思ってしまう。
そして、思い出すのはご主人とのいい思い出ばかり。

そんな自分の行動にほんわかと温かい気持ちと今にも壊れてしまいそうな気持ちの狭間で今にも泣きそうになる。




ご主人のもとを離れて3日がたった。

意識が朦朧とする中まだ生きていられているのはご主人のおかげ。

何度倒れそうになっても、ご主人のことを思い出すと力が湧いてくる。
それに何よりも一度ご主人に救ってもらった命を粗末には扱いたくなかった。


私はこんな状況の中でもご主人に救われているのだ。




でも、流石に3日も何も食べれていないと足がいうことが効かなくなってきた。
頭だって痛い。

ああ、もう限界なのかもしれない。



最後に一言だけでもご主人と喋りたかったな。
そんな私の願いはふわふわと宙に消えて、私の意識もなくなった。

13話→←11話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す