10話 ページ11
ご主人の顔をしっかりと見ることができなかった。
頑張っても見れたのは横顔や後ろ姿くらい。
あと、初めてご主人の撫でようとする手を無視してしまった。
別に嫌いなわけじゃない。
むしろ好きなほうだ。
ただあのまま一緒にいたら胸の鼓動が激しくなって壊れてしまいそうだった。
もしかしたらこれは本当に恋なのかもしれない。
スヤスヤと気持ち良さそうに寝ているご主人。
そんな姿にもときめきを隠せないでいる。
こんなようでは、前のように接することができない。
ご主人の笑顔も私が奪ってしまう。
「そうだ、ここから出よう。
ご主人に見つからない場所に行こう。」
今の私が考えられれるのはそれくらいだった。
この選択が最善だ。
そう心の中で何回も唱える。
どれほどご主人と別れるのが辛くても私にはこの道しかない。
ご主人が笑顔でいることこそが私の幸福だから。
私は寝ているご主人のおでこに軽くキスを落としこの家をでた。
37人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
熊ゴロ〜@ボスラッシュ(プロフ) - wacchannさん» コメントありがとうございます( ̄(工) ̄)応援しますだなんてめっちゃ可愛いですね。ガチで照れますw (2015年9月30日 16時) (レス) id: 83051e0599 (このIDを非表示/違反報告)
wacchann(プロフ) - 展開、とても気になります!更新頑張ってください。応援しますっ (2015年9月30日 15時) (レス) id: 88e3f68056 (このIDを非表示/違反報告)
熊ゴロ〜@ボスラッシュ(プロフ) - ハナさん» コメントありがとうございます( ̄(工) ̄)更新死ぬきで頑張りますのでよろしくお願いします! (2015年9月27日 21時) (レス) id: 83051e0599 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - イギ可愛い(*´ω`*)面白いです!更新頑張ってください!(言ω言*) (2015年9月27日 21時) (レス) id: bd9f78e9b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:熊ゴロ〜 | 作成日時:2015年9月27日 15時