小さかった天使たちが大人になって口説きにきた (ページ8)

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9歳ページ8

帰り道、いまだにじんぺいくんとけんじくんは俺の方が！みたいな感じで言い合いをしていて

こんなおばさんが好き！って争い合うとか..将来黒歴史になるのは自分なのに..と思いながらやけに大人しいれいくんとひろみつくんの手を繋いで、帰り道を歩く

2人ともどこか腑に落ちない表情で、手をぎゅっと握っている

可愛いなぁ..なんて思いながら2人を見ていると頬が緩んでいたらしい

「おねーさん..」

「僕だって、おねーさんのこと好きだもん。」

そう言って不貞腐れたかの様に頬を膨らますひろみつくん

「なっ..俺だって！！」

可愛いなぁと思っていた思考回路が一気に中断されまたもやはじまった修羅場！！にどうしよう！！と焦りがどっと押し寄せる

「僕は、おねーさんのこと一番好きだからおねーさんのココ、僕に予約させて？」

どう言いながら薬指を握るひろみつくん！！！

やっていることは可愛いがとにかく可愛い。

れいくんも負けじと

「俺だって、おねーさんのこと絶対に幸せにるするから、だめ..？」

と言いながら、手をスッと撫でる

やっていることはイケメンかもしれないが流石にショタコンではないので、どうしよう..とまともな思考回路が悲鳴をあげる

「今は、余裕かもしれないけど俺たちだって大きくなるんだからな！！」

そう言って怒るれいくんに気づいたジンペーくんたちも混ざって帰り道はすごい賑やかなままみんなで笑いあう

こんなのは、いつまでも続かない

この子たちには帰るべきところがあるんだから。