小さかった天使たちが大人になって口説きにきた

7歳 ページ7

『今日はみんなでお買い物に行きましょう！！』


「「「「「はーい！！」」」」


久しぶりの休日で、今日は一日中一緒に居られるんだ！

そういうと目を輝かせ群がってくる子供たち！！可愛い！！


みんなで手をちゃんと繋ぐんだよ〜と言いながらデパートへ入ると、みんなそれぞれ気になるものがあったらしい



おもちゃは1人一個までね。といい何を選ぶのかなーなんて遠目に見ていると、けんじくんは既に、おもちゃコーナーにいた女の子たちを虜にしている


そんな様子に苦笑いしながらメールを確認していると、ジンペーくんが欲しいおもちゃを持ってきたようだ


『ん...これでいいの？』


まさかのじんぺーくんがもってきたのは、指輪のおもちゃでした。


「これがいい。」

本人がいいならいいかーと思い、他の子たちを待って居ようか、といいベンチに座る。するとしばらく考えたような素振りをした後、

ジンペーくんはそれをぎゅっと握って、上目遣いで語りかけてくる

「指輪は、大好きな人にあげるらしいぜ？


俺は、おねーさんが好きだから、結婚してほしい」


ポカン..とした後に、好きの意味を履き違えているのかもしれない、まだ小さいからな〜と楽観視した頭がなんと返事をすれば一番いいのかを考える。


もちろん、法律もそうだがこの真剣な顔を裏切ることもできない。

どうせ、幼い頃の幻覚のようなもので大きくなればきっと良い人が現れるだろう。


『そっかぁ...、今は、答えられないけどジンペーくんが大きくなっても私のこと好きで居てくれたら、考えさせてね。』


そういい頭を撫でると、手をぎゅっと握られる



「俺、ずっと待ってるから」




そんなやりとりを他の子たちが見ていることに私は、気づかなかった

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