検索窓
今日:9 hit、昨日:54 hit、合計:49,002 hit

3歳 ページ3

ふと、懐かしい顔が私の前にいる


最後にあったのはいつだっけな



「お前、滅多に帰って来ないし浮気してるんじゃないの?」


『だから、何回も言ってるじゃん..仕事が___』


「あーはいはい、仕事って言葉は便利ですね」


「もう、やっていける気がしないから別れて」



そう言って出て行った彼の背中を今でも覚えている



今の私には広すぎるこの家で1人で暮らしている



彼は、___


そんな回想に至っているとふと声が聞こえる

「お...ねぇ..ん、お姉..さん お姉さん!!」

『...ん?』



誰かが、そうだ、..れいくんたちの朝ごはんを作らなきゃ


..、だ昨日調べごとしててそのまま寝ちゃったんだな..
体を起こし、みんなの方を見るとニュースを見ていた



暇だったのかな..?と思いつつ起こしてくれたことにお礼を言う


『ごめんね、おはよう』



れいくんが大丈夫と言いみんなの方へ行くのを確認しながら、服を整える


どうやら目覚まし時計でみんなが起きてしまったのに私だけ寝ていたから起こしてくれたらしい



『ありがとう、今朝ごはん作るからね』




こちらをチラッと見たあとまた、みんなの輪に入り込むのを見て

そういえばれいくんに
体に怪我の跡のようなものがたくさんあるのが気になる



しかし、そんなに信頼関係を築けてすらないのに首を突っ込むのは気が引ける

パンが焼けたのを確認して机に置くと




おねーさんの隣がいいなぁと言って座ってきたひろくん



一昨日の件があってから少し懐いてくれたようで嬉しい、
おねーさんおねーさんと言って引っ付いてくるのが可愛いです


『今日は、仕事があるからみんなでお留守番できるかな?』



「うん!できるよ!!」

元気良く返事をするけんじくんにお願いねーと言って頭を撫でると嬉しそうにまかせて!といわれる

しっぽが見える..



まぁ、そんなことはさておきじんぺいくんとレイくんにはまだ警戒されてるっていうか、距離を置かれてるっていうか。



私がいない間はリラックスできるだろうし、大丈夫かなぁと思いながら食器を下げて支度をする



『じゃあ、行ってくるね。何かあったら机の上に電話番号書いた紙があるから電話してね。』




「「はーい!」」


そう言って手を振って見送ってくれるのを確認したあと、早歩きで車へと向かう



今日も、仕事が始まった。



「A警視長、おはようございます!」


『おはよう...今日は、___』

4歳→←2歳



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (190 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
648人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜神 - 更新頑張ってください (9月10日 14時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
- すご (9月8日 9時) (レス) @page4 id: a5cd246882 (このIDを非表示/違反報告)
なーお!! - 主さん、天才や、、めっちゃいい作品や、、 (9月6日 23時) (レス) @page9 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
水素 - 続きが気になる..!頑張ってください!! (9月6日 21時) (レス) id: a5cd246882 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - わぁぁあ!最高です!これからも無理せず頑張ってください!楽しみにしてます! (9月6日 18時) (レス) @page9 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ネコ枕 | 作成日時:2023年8月30日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。