小さかった天使たちが大人になって口説きにきた (ページ2)

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2歳ページ2

その日は、みんなの服を買いに行ったり布団を買いに行ったりで1日中バタバタしていた

疲れたのかみんな寝てしまっているので、一人で食器を片付けて荷物を整理していると、1人声を押し殺したかのように泣いているような声がする

どうしたんだろう、と思って布団を法を覗くとひろみつくんが泣いている。

「おにいちゃん..」

そう言って泣いているひろみつくんを見て急に知らないところにきて不安じゃないわけがないのになんでもっと気を遣ってあげられなかったのだろうと心が痛む

『ひろみつくん、』

頭を撫でてあげると、びっくりしたかのようにこちらを見つめてくる

「おねえさんごめんなさい、僕...」

『大丈夫、大丈夫だよ。お姉さんが絶対におうちに返してあげるからね。』

あいにく今は土日だが明後日から仕事が始まる

間を使って調べたとしてこんな前例あるのだろうか？

ただ、そんな気持ちも泣いている子供の前では吹っ飛んでいく

「お兄ちゃんにもう会えないなんてやだよぉ...おじさんだっておばさんだって」

そう言ってポロポロと涙をこぼすひろみつくん

『ごめんね、ごめんね..』

なにもしてあげられないのがもどかしい

数分してから落ち着いたのかひろみつくんが、顔を布団に埋めながらそっと聞いてくる

「お姉さんは僕達に、なんでここまでしてくれるの？」

『みんなね、お姉さんにとって大事な子達だからだよ。
』

そう言って撫でてあげれば目を細めて嬉しそうに微笑む

落ち着いてきたのか数分後には寝落ちしてしまった。

この子たちを不安にさせないためにはどうすればいいのだろう..