小さかった天使たちが大人になって口説きにきた

1歳 ページ1

何かが落ちたような音に目を覚ますと、見覚えのない子供たち



『え...、だ、誰？？』



普通だった日常が、どこか普通じゃないものに変わっていくそんな予感がした。





ーーーー



みんなでテーブルを囲みながらとりあえず自己紹介を始める


「俺は、萩原研二でこっちがじんぺーちゃん松田陣平！！」



「俺は降谷零。」


「諸伏景光です..」


おそらく小学生ほどであろう男児四人が、とにかく全員しっかりしてていいこだ



じんぺーくんとけんじくんは幼馴染でれいくんとひろみつくんも幼馴染で、..


住んでいた県は松田くんたちは聞き覚えがあるが、東都ってなに..？？

米花町..？？

聞いたことのない地名に合っているかどうか聞き直すが学校名なども聞き覚えは全くない




不安そうにしている子どもたちに、出て行けというほど私は良心を捨ててはいない。


『そっかぁ..じゃあみんなが帰れるまでお姉さんのところにいるのでいいかな？』


一応確認を取るがコクコクと控えめに頷いてくれる



そこで、ｸﾞｳｳと誰かのお腹が鳴った



『お腹すいちゃったねぇ..今作るからちょっと待ってて』



そういい、お話しててねと言って台所に向かうと向こうからなにやら声が聞こえてくる



どうやら同年代ということもあり、話が弾んでいるようだった


洋服とか、準備しなきゃなと思いながらオムライスを作っているとひろみつくんがやってきて手伝います。と言ってくれた



『じゃあ、これ運んでくれるかな..？』


そういうと分かりました！と言って両手で持っていくひろみつくん


他の子たちもきて自分の分を運んで行ってくれた



「ネコだ！！」


「俺はくまさん！」


嬉しそうにオムライスの上の絵を見せ合いっこする姿に心が癒される



不安なこともあるけど、この子達だって急に知らないところにきて不安だろう


私がしっかりしなきゃいけないんだ。

なんとか、..なるよね？

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