【妖怪ウォッチ4++】転生した妖怪議長。第2章

不吉な夢 ページ8

ー理夜の夢の中にてー
ー理夜視点ー

理夜「う・・・あ・・・」

なんなの？

この感覚。

夢の中なのは解るけど・・・。

苦しい。

息ができない。

するとうしろから声がした。

？『私は・・・役立たず・・・』

理夜「(この声・・・あの、赤色の《妖聖剣》を落とした妖怪？)」

？『酒呑童子様の・・・力にもなれない』

困ってるのかな？

？『あの方を・・・『姫』を見つける事も達成できない・・・私は・・・なんで生きているのでしょうか』

理夜「・・・」

するといきなり胸が苦しくなった。

理夜「うあ……っ！なん………なの………っ！」

すると空亡の声がした。

空亡『力が・・・欲しいか？』

理夜「空……亡……っ！？」

なんで・・・夢の中にまで！？

朱夏関連の夢じゃないのに！

？『欲しい・・・です、今の自分を、変える為に』

空亡『よかろう。なら・・・。我の力の一部をやろう』

そんな事したら・・・あの妖怪が！

理夜「やめ………っ！」

空亡『なにを言っても無駄なのは解ってるだろう？お前の言葉など我は聞かぬ。我の前の人格も、今は我の意識の奥底で眠っている』

空天さんの事だ！

空亡『さて・・・小娘よ。我に体を貸してくれていた事、感謝しよう。だが、我はもうお前の体に居なくても行動できるようになった。だから・・・お前はもう用済みだ』

理夜「ふざけ………ない……で………」

そこで私の意識は途切れた。

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