【妖怪ウォッチ4++】転生した妖怪議長。第1章

なにかあろうが ページ49

ー翌日、未来のとある公園にてー
ー理夜視点ー

理夜「・・・」

空天『理夜さん・・・。絶対に・・・《妖聖剣》を・・・集めないで・・・ください・・・。私と貴女の為にも・・・』

理夜「空天さん・・・」

空天さんは、自分が空亡となり復活して暴れない為にあんな事を言ったのは解る。

でも・・・。

理夜「どうして・・・私までもが大変な事になるような言い方したんだろう」

私がそんな事を考えてると、ナツメちゃん達が来た。

ナツメ「あっ！理夜さーん！」

理夜「あ、ナツメちゃん達」

トウマ「なにか考え事？」

いちおう・・・昨日の夢の事、言った方が良いのかな？

理夜「(いや、やめとこう)」

空天さんは・・・空亡さんは、ナツメちゃん達にとっては敵。

私の体に入ってる・・・因縁の敵。

夢の事は言わないで、普通に言おう。

ナツメ「理夜さん？」

理夜「ねぇ・・・《妖聖剣》を集めるの、止めた方が良いと思う」

アキノリ「どうしてだ？」

理夜「嫌な予感がするから」

トウマ「嫌な予感？」

理夜「だってよく考えてみてよ、朱夏さんは、空亡を《妖聖剣》を使って倒したんでしょ？」

ナツメ「う、うん」

理夜「その時・・・《妖聖剣》を使って戦ったのなら、なんで今封印されてるの？」

アキノリ「確かに・・・なにか理由がありそうだな」

理夜「(これで、少しは躊躇ってくれるかな？)」

トウマ「ならその理由を調べる為にも、理夜さんの中に居る空亡を追い出す為にも、《妖聖剣》は集めた方が良いと思うんだ」

理夜「そう・・・だね(確かに、どっちにしろ、妖聖剣を集めないと、私の体から空亡さん・・・空天さんは出てこないって事だし・・・空天さんには悪いけど、なにかあろうが、《妖聖剣》を集めよう)」

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