どきどき・・・ ページ23
慌てる様子もなく、ごく普通に座席に座っているウヨンが見つからないか心配で、新幹線に乗ってから落ち着かない
通路を人が通る度に、そわそわ・・
なのにウヨンは、いつも通り
ウヨン「ねぇ、折角の2人での旅行なんだから、楽しもうよ。はい、これ」
そう言って、イヤホンの片方を差し出された
何で、急にイヤホン？
「これは？」
ウヨン「俺の作った曲。Aの、感想聞かせてよ」
ニコニコしてるけど、そんな呑気な事してて良いの？
ウヨン「はい」
私が怪訝そうに見てるイヤホンを、くいっと耳に入れて携帯を操作する
ウヨン「まだ、完成形じゃないんだけど。ヒョン達に聞かせる前に、Aに聞いて欲しくて入れて来たんだ」
「私なんかが聞いていいの？」
ウヨン「どうして？聞きたくない？」
「そう言う意味じゃなくて。私、音楽の事よく分からないし・・」
ウヨン「専門的な事を聞きたいんじゃないんだ。これを聞いて、どんな感じか聞きたいだけ」
「難しい事、分からないけど・・」
ウヨン「じゃ、いい？」
「うん」
イヤホンから聞こえる音楽
ちょっとスローで・・
不思議な感じのイントロ
少し掠れたウヨンの声
その歌詞を追いかけると、日本語で歌われてて、すぐに歌の世界に引き込まれた
これ・・
歌詞の内容にドキドキが止まらない
ウヨン「どう？」
その声に、ハッとした・・
「えっ、あ・・終わってた？」
ウヨン「うん」
「あ・・ごめ・・あの、あの・・」
言葉にならない私を、じっと見つめたままのウヨン
それが、私から言葉を奪っていく
「・・あ・の」
真っ直ぐ見つめられた視線から、思わず目を逸らして俯いたら、言葉の代わりに涙が零れた
「ち・・がっ、ごめ・・」
止まらない涙
上手く出ない言葉
それを全部受け止めるように抱きしめられた
そして、背中をとんとんとしてくれて・・
ウヨン「これさ、Aの事思って、作ったんだ」
声にならなくて、頷いた
ウヨン「Give Upって、タイトル付けたんだけど。俺の気持ち、伝わったかな？」
伝わるなんてもんじゃない
どんって、ダイレクトに心に響いたよ・・
こんな事されたら・・
もう、ウヨンから離れられない
ウヨン「A、俺のそばにずっといてね？」
「・・いよ」
ウヨン「え？」
「こんなにドキドキさせといて、離れられないよ・・」
ウヨンのシャツを少し引っ張って、赤い印をつけた
「私の・・」
鎖骨の下に、小さな印
君のために書いた曲 ウヨンSide→←初めての２人旅行 ウヨンSide
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ヒイナ(プロフ) - minaさん» コメントありがとうございます。妄想全開で、大好きなウヨンとの恋愛を書いたんです。拙い話なのに感動したと褒めて頂いて・・嬉しいです！2人の絡み、これも欲望と妄想全開でしたね( ´艸｀) (2018年2月26日 18時) (
レス) id: bd6c8c478b (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - こんばんわ。長編ありがとうございました。芸能人とのお付き合いってこんな風になるんだろうなって思いました。でも、ぴえむだからこそ現実も皆が大切に想ってくれそうですね。ドキドキしたり一緒に泣いたり…感動しました。ありがとうございます！２人の絡み…濃厚で… (2018年2月25日 19時) (レス) id: 47b848d737 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイナ(プロフ) - コメントありがとうございますm(_ _)m迷走しながら、何とか書いた話でしたが、感動して貰え…私も感動です(≧Д≦) 性懲りもなく、今度はチャンソンの話を書いているので、時間がある時のぞいて見てください(☆｡☆) (2015年4月28日 10時) (レス) id: 5675425ce3 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 感動!!やっと幸せになれてよかったです。ウヨンが好きなんですが、話を読んでほかのメンバーも好きになりました。また、違うお話ぜひ読みたいです。ひとまずお疲れ様でした (2015年4月28日 5時) (レス) id: b1e9b99a93 (このIDを非表示/違反報告)
woomo(プロフ) - ゆまさん» ですね〜。主人公は、読んでいただいてる皆さんなので自己投影出来るような作品を書ければと・・・。その前に、構想をきちんとしろよ！！って、突っ込まれない様によく考えてから書き出さないと・・・。また、書き始めたら覗いて貰えると嬉しいです<(_ _)> (2015年2月8日 14時) (レス) id: 9effbf5732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒイナ
| 作成日時：2014年12月14日 2時
